注文住宅でおすすめの収納アイデアは?設備・間取り別に紹介

注文住宅でおすすめの収納アイデアは?設備・間取り別に紹介

この記事では、注文住宅でおすすめの収納アイデアについて解説します。

注文住宅は間取りや設備、デザインなどを自由に決められており、ライフスタイルに合ったマイホームを建てられる点が魅力です。

一方、使い勝手の悪い収納スペースを設けてしまい、「暮らしにくい」「不便だ」と悩んでしまう人は少なくありません。

この記事では、設備別・間取り別の収納アイデアや、収納が充実した建築事例などについて詳しく解説します。理想の収納を実現するポイントも解説していくので、収納面を重視した注文住宅を建てたい人はぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

● 【設備別】注文住宅でおすすめの収納アイデア

● 【間取り別】注文住宅でおすすめの収納アイデア

● 注文住宅で充実した収納を実現したTATTA!の建築事例

● 注文住宅で理想の収納を実現するポイント

● 注文住宅の収納に関するよくある質問

【設備別】注文住宅でおすすめの収納アイデア

注文住宅を建てる際は、生活スペースを中心に考えてしまいがちです。荷物をすっきりと収納するためには、収納スペースを十分確保することが必要になります。

注文住宅でおすすめの収納アイデアは以下の通りです。

  • シューズクローク
  • パントリー
  • ファミリークローゼット
  • ロフト・屋根裏収納
  • 階段下収納

上記5つの収納アイデアについて解説するので確認してみましょう。

シューズクローク

シューズクロークとは、玄関近くに設けられた大きな収納スペースのことです。玄関から土間が続くようにレイアウトされているものもあります。

注文住宅の中でも人気が高く、多くの人が取り入れている収納アイデアです。

シューズボックスに比べて収納スペースが広いので、靴以外にスポーツ用品や子供の遊具なども収納できるでしょう。

パントリー

パントリーとは、常温の食材や調理器具、食器などを収納するスペースです。

キッチン周辺に設置されるのが一般的で、以下の2種類に分けられます。

小部屋タイプ

● 直射日光が当たらない

● 紫外線や温度変化による食品の劣化を気にせずに済む

壁面収納タイプ

● 小部屋タイプより狭いが物を出し入れしやすい

● 省スペース

キッチン周辺を整理整頓したい人や、常備用の食材が多い人におすすめの収納アイデアです。

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは、家族の衣類をまとめて管理できる収納スペースです。

通常のクローゼットは各部屋に1箇所ずつ設けられていますが、ファミリークローゼットは廊下や2階ホールといった共有スペースに設置されます。

ランドリールーム付近に設置すれば、洗濯の動線に無駄がありません。効率良く家事をこなしたい人にぴったりです。

ロフト・屋根裏収納

ロフト・屋根裏収納は、天井付近のデッドスペースを活用できます。

ロフトは、下の階とつながっていて直接見えるのに対し、屋根裏は天井裏に隠れていて下の階からは見えなくなっているのが特徴です。

いずれも、収納のために生活スペースが狭くなる心配がありません。

ただし、屋根裏収納と認められるためには、建築基準法や自治体の条例などによって以下のような条件を満たす必要があります。

  • 床面積は下の階の1/2未満
  • 天井高は4m以下
  • 用途は収納に限る
  • エアコンやテレビは設置しない

エアコンやテレビを設置すると居室とみなされ、税制の優遇を受けられないので注意してください。

階段下収納

階段下のデッドスペースは、さまざまな収納アイデアを取り入れることが可能です。棚を設置すれば生活用品や本、子供の学習用品などの物を整理して収納できます。

また、子供の学習スペースとして階段下を活用するのもおすすめです。

【間取り別】注文住宅でおすすめの収納アイデア

間取り別に注文住宅でおすすめの収納アイデアは以下の通りです。

  • 玄関
  • リビング
  • 寝室・子供部屋
  • キッチン
  • 洗面所
  • トイレ

上記6つの収納アイデアについて解説するのでチェックしてみましょう。

玄関

玄関の収納アイデアは以下の通りです。

  • シューズクローク
  • コートハンガー

玄関には、シューズクロークが設けられるのが一般的です。

脱いだ靴をシューズクロークに収納するように習慣化すれば、玄関の生活感をなくし、整った状態に保ちやすくなります。キャンプ用品や外遊び用のおもちゃといったスペースを取るアイテムでも、収納しやすい点が魅力です。

また、コートハンガーもおすすめです。壁にコートハンガーを取り付けることで、外出時に使うコートやバッグをサッと掛けられます。

使い終わったらすぐに収納できるので、玄関が散らかりません。

リビング

リビングは、日用品や書類などが散らかりやすい場所です。リビングの収納アイデアは以下の通りです。

  • 壁面収納
  • 小上がり
  • 収納付きソファ

壁面のスペースであれば圧迫感が少なく、小さな物をまとめて収納しやすいでしょう。

また、リビングのフローリングから続く小上がりの畳コーナーを作るのもおすすめです。本来であればデッドスペースとなる床下を、収納スペースとして有効活用できるでしょう。

収納付きソファも設置を検討してみてください。ソファの下に、引き出しや収納ボックスを設けることで、リビングで使う小物や季節物のクッション、ブランケットなどを片付けられます。

寝室・子供部屋

寝室や子供部屋の収納アイデアは、以下の通りです。

  • ウォークインクローゼット
  • 屋根裏収納
  • 可動式の棚

寝室や子供部屋にウォークインクローゼットを設ければ、衣類をたっぷり収納できます。あえて扉をつけないオープンクローゼットは、開放感があり洋服選びがスムーズになります。

季節家電や季節用品など、使用頻度が低い物は、寝室に屋根裏収納を取り入れるのも良いでしょう。

子供部屋のクローゼットは、子供の成長に合わせて使えるように可動式の棚がおすすめです。

キッチン

キッチンで採用したい収納アイデアは、以下の通りです。

  • パントリー
  • キッチン下収納

キッチンの近くに収納力のあるパントリーを確保すれば、調理器具や常備食材を手軽に取り出せるでしょう。

ダイニングの収納が少ない場合、ダイニング側のキッチン下に扉タイプの前面収納を設けるのも適しています。日用品で散らかりやすいダイニングがスッキリ片付きやすいでしょう。

洗面所

洗面所におすすめの収納アイデアは以下の通りです。

  • 壁面収納
  • 鏡裏収納
  • 洗面台下収納

洗面所に壁面収納、鏡裏・洗面台下に収納できる大型の洗面台を取り入れると、タオル類や洗剤のストックといったかさばりやすいアイテムも、まとめて保管できます。

生活感が気になる人は、扉をつけて目隠しをすると良いでしょう。空間を広く確保することで、天候の悪い日に室内干しも可能です。

トイレ

階段下やパントリーといった他のスペースに、トイレ用品を収納している人は少なくありません。トイレは1畳前後が一般的であるため、収納スペースを取りすぎると狭くなります。

トイレには、以下の収納アイデアがおすすめです。

  • 壁面のニッチや埋込収納、カウンター
  • ふかし壁
  • 手洗い場の造作収納

トイレは1日の中で何回も利用する上、来客が使用することも多い場所です。収納面だけでなく、デザインにもこだわると良いでしょう。

注文住宅で充実した収納を実現したTATTA!の建築事例

家づくりを進める上で、実際の事例を参考に収納アイデアを見つけたい人は少なくありません。

ここでは、注文住宅で充実した収納を実現したTATTA!の建築事例を紹介します。

  • 物をスッキリ収納できる家事ラクなお家
  • 豊富な収納で片付けがしやすい家
  • 充実した収納空間で家事がしやすいお家

順番にご紹介します。

物をスッキリ収納できる家事ラクなお家

※出典:湯河原町 物をスッキリ収納できる家事ラクなお家|建築事例|TATTA!

間取り

5LDK+シューズクローク+和室

物をスッキリ収納できる家事ラクなお家は、5LDKの広々した間取りにシューズクロークを備え付けており、家事効率が意識されています。

施主のこだわり空間であるキッチンでは、パントリーや食器棚から必要な物をすぐに取り出せるので、家事効率がアップします。

寝室には大容量の収納スペースが確保されており、衣装ケースや季節物の収納箱なども整理して収納できます。

階段下や2階のホールといった、デッドスペースになりやすい場所も収納スペースとして有効活用されているのも魅力です。

豊富な収納で片付けがしやすい家

※出典:秦野市 豊富な収納で片付けがしやすい家|建築事例|TATTA!

間取り

5LDK+シューズクローク+ファミリークローク+スキップフロア+ロフト

豊富な収納で片付けがしやすい家は46坪と開放感があり、シューズクロークやファミリークローク、ロフトなど収納が充実しています。

大きな荷物や季節用品もロフトに収納できるので、21帖のLDKではゆったりと過ごせるでしょう。階段の途中にあるニッチは、収納として機能しながら非常におしゃれな見た目が魅力です。

また、棚の高さを自由に変えられるパントリーは収納力が高く、キッチン用品をスッキリ片付けられます。

充実した収納空間で家事がしやすいお家

※出典:中井町 充実した収納空間で家事がしやすいお家|建築事例|TATTA!

家事のしやすさを重視している人は、充実した収納空間で家事がしやすいお家が参考になります。

大容量のシューズクローゼットやウォークインクローゼットがあり、散らかりやすい衣類や日用品を整理できます。家の中を一回りできる回遊式の間取りになっていて、家事動線が短い点が特徴です。

可動棚式のパントリーは、取り出しやすく使い勝手が良いといえます。パントリーと、チェック柄のアクセントクロスの組み合わせで、おしゃれなキッチン空間に仕上がっています。

注文住宅で理想の収納を実現するポイント

注文住宅で理想の収納を実現するポイントは、以下の通りです。

  • 今後使わない物を処分する
  • 収納する物の量をできるだけ正確に見積もる
  • 今後増えていく物のスペースの余裕を持たせる
  • 生活動線・家事動線に合わせて配置する
  • 物の大きさや種類に合った収納を作る

順番に見ていきましょう。

今後使わない物を処分する

今後使わない物はリストアップしながら整理・処分しましょう。

特に、しばらく使っていない物は今後使う予定はあるのかしっかり見極めることが大切です。あらかじめ荷物の量を減らしておけば、マイホーム完成後の引っ越しも手間がかかりません。

収納する物の量をできるだけ正確に見積もる

スペースには限りがあるため、収納できる物の量を正確に把握しておきましょう。

荷物の量が多いにもかかわらず収納スペースが狭いと、「収納スペースが足りない」「生活スペースが狭くなった」という事態につながりかねません。

どの収納スペースに何を収納するのか具体的に割り振ることで、収納スペースを見積もりやすいといえます。

今後増えていく物のスペースの余裕を持たせる

長く暮らすにつれて生活用品は増える傾向にあるため、今後増えていく物のスペースの余裕を持たせましょう。

最初は夫婦2人でシンプルに生活していても、子供が生まれれば、おもちゃや洋服、絵本などの物が増えるでしょう。

また、快適に生活するために家電を買い足したり新たな趣味ができたりするケースも珍しくありません。増えていくことを想定して、収納スペースは余裕を持たせておきましょう。

生活動線・家事動線に合わせて配置する

生活動線や家事動線に合わせて収納スペースを設ければ、家事効率が上がり、快適な暮らしを目指せます。配置する上でのポイントは以下の通りです。

  • 子供のおもちゃや学習用品は子供部屋やリビングに収納スペースを設ける
  • 調理器具や常備用食材は、キッチン周辺のパントリーに収納する
  • ランドリールーム周辺にファミリークローゼットを設置する

特に使用頻度の高い物は、使う場所の近くに収納スペースがあれば、簡単に出し入れしやすいでしょう。

物の大きさや種類に合った収納を作る

収納する物は大きさや種類によって、適した収納の場所・大きさが異なります。物の大きさや種類に合った収納を作るのがポイントです。

例えば、衣類を収納するクローゼットの場合、棚板やハンガーパイプを設置する必要があるでしょう。

また、季節家電や季節用品のように出し入れする機会が少ない物は、屋根裏や階段下のデッドスペースを活用するのにぴったりです。

注文住宅の収納に関するよくある質問

最後に、注文住宅の収納に関するよくある質問を紹介します。

  • 注文住宅の収納は合計何畳くらいが目安?
  • 注文住宅の収納が少なくても困らない工夫は?
  • 住み始めてから収納を増やすことは可能?

疑問の解消にお役立てください。

注文住宅の収納は合計何畳くらいが目安?

注文住宅の収納スペースは、床面積の12%程度が目安です。30坪の住宅であれば6〜7畳ほどになるでしょう。

ただし、収納の配置の仕方によっては使いにくさを感じたり、デッドスペースが生じたりします。収納できる量が減らないように配慮しながら、収納スペースを確保することが大切です。

注文住宅の収納が少なくても困らない工夫は?

収納が少ない家に住む場合、不要な物を断捨離し、ストックしすぎないようにしましょう。

また、洗剤類や調味料はシンプルなパッケージのボトルに入れ替えれば、出しっぱなしでもごちゃついた印象を与えません。

インテリアを広く見える白色で統一するのもおすすめです。

住み始めてから収納を増やすことは可能?

リフォームすれば、住み始めてから収納スペースを増やせます。

例えば、キッチン周りのカウンターをサイズアップしたり、天井付けのキャビネットを取り付けたりすれば、手軽に収納量を増やせるでしょう。

ただし、収納スペースを設けることで生活スペースが狭くなるおそれがあります。完成後に後悔することがないように、注文住宅を建てる際は慎重に間取りやデザインを決めましょう。

注文住宅の収納は実際の暮らしをイメージして配置しよう

シューズクロークやパントリーといった収納スペースを自由に決められるのは、注文住宅ならではの魅力です。

日用品や衣類、子供のおもちゃといった荷物が片付いている家は、スッキリとした印象に見えるだけでなく、快適な生活空間を実現できます。

収納スペースを設ける際は、生活動線・家事動線を意識すると良いでしょう。

また、収納できる荷物の量をしっかり見極め、不要な物を処分することも大切です。

収納スペースが充実している注文住宅なら、TATTA!にお任せください。TATTA!では、暮らしやすさや機能性、デザイン性を重視しながら、自由に間取りを決めることが可能です。

1,000通りのサンプル図面を用意しており、間取りやデザインをイメージしにくい人でも家づくりを始めやすいといえます。お客様の理想の暮らし方に寄り添いながら最適なプランをご提案いたしますので、家づくりでお悩みの方はぜひTATTA!にご相談ください。

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