借金ありでも住宅ローン審査は通る?隠すとバレるのか注意点も解説
この記事では、住宅ローン審査の際に借金があるとバレるのかについて解説していきます。
「マイホームを建てたいけど、自動車ローンやカードローンなどの借金が残っていて不安」という人は少なくありません。
この記事では、上記のような借金がある場合に住宅ローンは借りられるのか、借金があってもローンが組める方法や注意点などを解説します。借金で住宅購入を悩んでいる人は、ぜひ最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● 借金ありでも住宅ローン審査は通る?
● 借金ありでも住宅ローン審査に通りやすくするコツ
● 借金ありで住宅ローンを申し込むとバレる?
● 借金ありで住宅ローン審査に申し込む際の注意点
借金ありでも住宅ローン審査は通る?
借金があると「住宅ローン審査に通らないのでは」と不安に感じるかもしれません。
しかし、借入れがあるだけで審査に落ちるのではなく、正確には返済負担率や信用情報などが総合的に判断されます。
ここでは、審査に通りやすいケースと通りにくいケースなどについて解説します。
- 審査に通りやすいケース
- 審査に通りにくいケース
- 過去にブラックリストに載っていた場合の考え方
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審査に通りやすいケース
借金があっても、住宅ローン審査に通るケースはあります。
金融機関が重視するのは、借入件数や借入額だけではなく、住宅ローンを含めた年間返済額が年収に占める割合である「返済負担率」です。
自動車ローンや教育ローンなどの借入れがあっても、返済負担率が金融機関の基準内に収まっていれば、住宅ローン審査に通る可能性があります。
借金の有無だけで審査結果が決まるわけではなく、既存の借入れと住宅ローンをあわせても無理なく返済できるかどうかが重要な判断材料となります。
審査に通りにくいケース
住宅ローン審査で不利になりやすいのは、返済能力やお金の管理に不安があると判断されるケースです。たとえば、税金や社会保険料を滞納していると、返済に対する信用性が低いと見られる可能性があります。
また、クレジットカードや各種ローンの返済を何度も延滞している場合、信用情報にその履歴が残り、審査に影響します。さらに、消費者金融やカードローンからの借入れが多いと、返済負担が大きいだけでなく、家計に余裕がないと判断されることも少なくありません。
住宅ローン審査では、借入額だけでなく、これまでの返済状況や家計全体のバランスも含めて総合的に判断されます。
過去にブラックリストに載っていた場合の考え方
過去にいわゆる「ブラックリスト」に載っていた場合でも、住宅ローンを組める可能性はあります。
なお、ブラックリストは正式な制度名ではなく、信用情報機関に延滞や債務整理などの事故情報が登録されている状態を指す俗称です。事故情報が永久に残るわけではなく、一般的には完済や契約終了から5年程度で登録が終了します。
自己破産などの官報情報は、銀行系の信用情報機関では最長7年間保有されるケースが多いです。ただし、保有期間が過ぎたからといって必ず住宅ローン審査に通るわけではありません。
審査では、現在の収入や返済能力なども含めて総合的に判断されます。
借金ありでも住宅ローン審査に通りやすくするコツ
借金があっても、ポイントを押さえて準備すれば住宅ローン審査に通る可能性は十分あります。ここでは、借金ありでも住宅ローン審査に通りやすくするコツについて解説します。
- 借金をなるべく減らしてから申し込む
- 自己資金を用意する
- 返済期間を延ばして月々の返済額を抑える
- ペアローンや収入合算を検討する
- 住宅購入のタイミングを見直す
借金をなるべく減らしてから申し込む
住宅ローン借入れが可能になる目安は、年収に対する借入総額の返済負担率を30〜35%に抑えることです。なるべく、以下の返済負担率に収めてから、住宅ローンに申し込みましょう。
|
年収 |
返済負担率の目安 |
|
400万円未満 |
30%以下 |
|
400万円以上 |
35%以下 |
目標や期限、無理のない月額返済額を決めて、計画的に返済しましょう。
自己資金を用意する
預貯金がある人は、無理のない範囲で自己資金を用意することをおすすめします。ここでも、トータルの返済負担率が30〜35%以下に抑えられるラインを目指しましょう。
国内における預金金利が非常に低い状況では、自己資金を入れて返済額を減らしたほうが、トータルで見るとお得になります。
返済期間を延ばして月々の返済額を抑える
住宅ローンの返済期間を長く設定すると、毎月の返済額を抑えられるため、返済負担率を下げられる可能性があります。返済負担率は住宅ローン審査で重視されるため、他の借入れがあっても基準内に収まれば、審査に通りやすくなるといえます。
ただし、返済期間が長くなるほど利息の負担が増えるため、総返済額が大きくなる点に注意してください。目先の返済額だけで判断せず、将来の収入やライフプランも見据えながら、自分に合った返済期間を選ぶことが必要です。
ペアローンや収入合算を検討する
借入希望額が年収に対して大きく、単独では審査が難しい場合、ペアローンや収入合算を検討するのもおすすめです。どちらも配偶者などの収入を合算できるため、借入可能額が増え、返済負担率の基準を満たしやすくなる場合があります。
ペアローンと収入合算の違いは以下のとおりです。
|
項目 |
ペアローン |
収入合算(連帯保証の場合) |
|
契約数 |
2契約(夫婦それぞれが契約) |
1契約 |
|
借入可能額 |
夫婦それぞれの収入をもとに借入可能額が増えやすい |
合算した収入をもとに借入可能額が増えやすい |
|
返済義務 |
夫婦それぞれが自分のローンを返済 |
主契約者が返済し、滞納した場合は連帯保証人が責任を負う |
|
住宅ローン控除 |
原則2人とも利用可能 |
主契約者のみ対象 |
|
団体信用生命保険 |
原則2人とも加入 |
主契約者のみ加入 |
ペアローンは借入可能額を増やしやすく、夫婦それぞれが住宅ローン控除を利用でき、団体信用生命保険にも各自が加入できる点が魅力ですが、契約が2本になるため諸費用も増えます。
一方、収入合算(連帯保証の場合)は契約を1本にまとめられる反面、住宅ローン控除や団体信用生命保険の対象は主契約者に限られます。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、借入額だけで判断せず、将来の働き方やライフプランも踏まえて、自分たちに合った方法を選びましょう。
住宅購入のタイミングを見直す
住宅ローン審査通過が厳しいと感じたら、購入時期を少し見直してみるのも1つの方法です。他の借入れを返済して返済負担率を下げたり、勤続年数を重ねたり、年収が上がるタイミングを待ったりすることで、審査が通りやすくなるケースがあります。
焦って購入を進めるよりも、家計に余裕ができてから購入した方が、毎月の返済にもゆとりが生まれます。
借金ありで住宅ローンを申し込むとバレる?
借金がある状態で住宅ローンを申し込むと、ローンやクレジットカードなどの借入れは、基本的に金融機関へ把握されます。
ただし、その情報が金融機関から家族へ伝えられることはありません。ここでは、借金ありで住宅ローンを申し込むとバレるかどうかについて、以下の項目を解説します。
- 金融機関にバレる可能性とタイミング
- 家族にバレる可能性とタイミング
金融機関にバレる可能性とタイミング
住宅ローンを申し込むと、ローンやクレジットカードなどの借入れは、基本的に金融機関へ把握されます。なぜなら、審査では申告した借入状況だけでなく、信用情報機関に登録されているローンやクレジットカードの契約内容、借入残高、返済履歴なども確認されるからです。
結果的に、他の借入れを申告しなくても、審査の過程で判明する可能性があります。
信用情報は仮審査や本審査で照会されるのが一般的です。借入れを隠そうとすると、金融機関からの信用を損ねるおそれもあるため、現在の借入状況は正確に申告しましょう。
家族にバレる可能性とタイミング
住宅ローンの審査で確認した借入れの情報が、金融機関から家族へ伝えられることはありません。ただし、審査や契約の手続きでは、他のローンに関する書類の提出を求められることがあり、郵送物や書類を家族が目にして借入れに気付くケースはあります。
また、ペアローンや収入合算を利用する場合は、配偶者にも手続きへの協力が必要になるため、借入れを隠したまま契約を進めるのは現実的ではありません。後々のトラブルを避けるためにも、事前に家族へ相談しておくと安心です。
借金ありで住宅ローン審査に申し込む際の注意点
借金がある状態で住宅ローンを申し込む場合、審査に不利な行動を避けることがポイントです。
ここでは、借金ありで住宅ローン審査に申し込む際の注意点について解説しましょう。
- 虚偽の申告は絶対にしない
- 複数の金融機関に立て続けに申し込まない
虚偽の申告は絶対にしない
住宅ローンを申し込む際は、借入状況や返済中のローンを正確に申告しましょう。
他社の借入れを隠したり、借入額を少なく申告したりしても、金融機関は信用情報機関を照会するため、審査の過程で判明する可能性が高いです。
虚偽の申告が発覚すると、審査に通らないだけでなく、金融機関からの信用を失う原因にもなりかねません。借金があっても、それだけで住宅ローンを利用できなくなるわけではないので、事前に金融機関へ相談したうえで、正確な情報を伝えて申し込むことが必要です。
複数の金融機関に立て続けに申し込まない
住宅ローンの審査に不安があるからといって、短期間に複数の金融機関へ立て続けに申し込むのはなるべく避けてください。
住宅ローンの申込履歴は信用情報機関に一定期間登録されるため、短期間に申込みが集中すると、資金繰りに困っているのではないかと受け取られる可能性があります。まずは、条件に合う金融機関を絞り込み、事前相談を利用したうえで申し込むのがおすすめです。
やみくもに申し込むよりも、1件ずつ結果を確認しながら進めた方が、落ち着いて住宅ローン選びができます。
借金ありでも住宅ローンは工夫次第で組める
借金があるからといって、住宅ローンを諦める必要はありません。金融機関は借入額だけでなく、返済負担率や返済状況、信用情報などを総合的に審査しています。
借入れを正しく申告し、返済負担率を見直したり、ペアローンや収入合算を検討したりすることで、審査に通る可能性は十分あります。
大切なのは、現在の家計状況に合った無理のない資金計画を立てることです。不安がある場合は金融機関へ事前に相談し、自分に合った住宅ローンを選びましょう。
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