新築戸建ての内覧会のチェックリストまとめ|流れや注意点も解説

新築戸建ての内覧会のチェックリストまとめ|流れや注意点も解説

この記事では、新築戸建ての内覧会でチェックする項目について解説します。

新築の戸建て住宅が完成すると、引渡しや最終時金支払いの前に内覧会が開催されます。内覧会を実施する主な目的は、図面通りに施工されているか、施工不良・未施工箇所がないかなどを施工会社や建主が立ち会った上でチェックすることです。

しかし、初めてのマイホームなら、どの部分をどのようにチェックすべきかわからない人がほとんどでしょう。

この記事では、新築戸建ての内覧会でチェックすべきポイントや注意点、準備の仕方を解説します。内覧会にあると便利なアイテムを合わせて解説するので、これからマイホームを購入する人や内覧会の予定がある人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

【この記事でわかること】

● 新築の内覧会とは?

● 新築の内覧会に関するチェックリスト

● 新築の内覧会のメリット

● 新築の内覧会を実施する流れと注意点

● 新築の内覧会にあると便利な持ち物

そもそも新築の内覧会とは?

新築の内覧会とは、完成した建物が図面通りに施工されているかをチェックする竣工立会検査のことで、引渡しの2週間程度前に実施されます。

建物を検査するだけでなく、引渡し時の際に渡される取扱説明書に基づいて、住宅設備機器の使い方をヒアリングする場でもあります。建築会社が住宅を売るために実施する完成現場見学会や展示会とは、全く別物であることを理解しておきましょう。

なお、住宅メーカーや建築業者によっては建主の同意の上、同時に見学会などを開催する場合もありますが、通常は内覧会単独で開催されます。

新築の内覧会に関するチェックリスト

内覧会時にチェックする項目は膨大であるため、部位ごとにチェックリストを作成してから内覧会に参加しましょう。

施工業者は、自社のマニュアルに沿ってチェックリストを持参し、現場確認・是正工事・再チェック終了後に写しを交換して、お互いが持ち合える準備をしている場合がほとんどです。

とはいえ、不備なく確認するために、自分でもチェックリストを用意することがおすすめです。参考として、自作するチェックリストの例を場所ごとに紹介します。

<外回りのチェックリスト例>

<居室・廊下のチェックリスト例>

<水回りのチェックリスト例>

<その他のチェックリスト例>

チェックリストを使って1項目ずつチェックし、備考欄を作って気になる点をメモしておきましょう。チェックした日付を記入して、コピーを施工業者に共有しておくことがおすすめです。

新築の内覧会を実施するメリット

ここでは、新築完成後に内覧会を実施するメリットを解説します。

  • 家具・家電などの配置を具体的にイメージできる
  • 不具合を改善してもらえる
  • 住宅及び設備機器の使い方を事前に説明してもらえる

上記3つのメリットをそれぞれ見ていきましょう。

家具・家電などの配置を具体的にイメージできる

家具や家電のレイアウトの図面でも確認できますが、内覧会では実際に置いたイメージをできる点がメリットの1つです。

特に、図面ではわからない高さも実寸で測れるため、インテリアを空間的に想像できるでしょう。また、使い勝手も検証できるため、無理がない新生活をスタートできます。

不具合を改善してもらえる

内覧会の最も大きなメリットが、不具合箇所を無償で直してもらえる点です。

入居後の1〜2年間は修繕を保証しているメーカーもありますが、入居後には不具合の箇所を入居前からのものだと実証しにくいでしょう。未入居の内覧会時であれば、全く問題なく修繕対象になるため、不具合がないかしっかりチェックしましょう。

住宅及び設備機器の使い方を事前に説明してもらえる

内覧会では基本的な住宅の使い方に合わせて、給湯器などの設備機器やセキュリティツールの作動方法など、生活に必要な説明を受けられます。

引渡し時の取扱説明書を手交する際に実施する建築業者もありますが、家中をくまなく検査する内覧時のほうが効率的です。

また、点検箇所を1つずつチェックしながら、設備のメンテナンス方法や交換時期に関してもアドバイスしてくれるでしょう。

内覧会は説明の通りに設備機器を使用できるか、また、各機器が正しく始動するかもチェックできる機会であるため、この機会に説明を聞いて確認しておきましょう。

新築の内覧会を実施する流れ

ここでは、新築内覧会の流れを解説します。

  • 内覧会当日を迎えるまでの流れ
  • 内覧会当日の流れ

上記の2段階に分けて、それぞれ確認しましょう。

当日を迎えるまでの流れ

請負契約を締結してから内覧会までの流れは以下の通りです。

  1. 請負契約締結
  2. 確認申請許可後、地鎮祭を経て着工
  3. 基礎→建方→木工→内装・器具付けと工程が進行
  4. 内覧会実施予定日の1ヶ月前くらいに施工業者から内覧会実施日の打診
  5. 内覧会日の確定
  6. 建物完成
  7. 内覧会実施

完成予定日の1ヶ月前を過ぎても施工業者から連絡がない場合は、建主から連絡して日程を確認しましょう。内覧会を実施せずに引渡しを受けると、実際の住宅を検査しないまま入居することになり、トラブルの原因になる場合があります。可能な限り、内覧会は実施しましょう。

当日の流れ

内覧会当日の流れは以下の通りです。

  1. 定時に物件現場に集合
  2. 施工業者から内覧会の進行・内容(チェックの仕方など)の説明を受ける
  3. 住宅設備機器などの使用説明を受ける
  4. 完成検査(現場責任者同行の上、気になる箇所はマーキングテープを張り付け)
  5. お互いのチェックリストを基に、指摘事項を共有(チェックシート写しの交換)
  6. 施工業者から修繕計画予定をもらう約束
  7. 併せて確認通知書・検査済証の交付予定日を確認
  8. 解散

完成検査が終了したら、修繕計画予定と是正後再検査予定日を施工業者に確認しましょう。

確認通知書は登記に、検査済証は売却する場合に必要となる場合が多いため、引渡し時に手交されるか、されなければいつ頃になるのかをチェックしておきましょう。

新築の内覧会を実施する際の注意点

ここでは、新築内覧会時の注意点を見ていきましょう。

  • 内覧時間の前後には他の予定を入れない
  • 引渡し2週間前には実施するように施工業者に依頼する
  • なるべく複数人でチェックする
  • 気になる部分は遠慮なく相談する
  • 専門家の同行も検討する

上記5点をそれぞれ解説します。

内覧当日の前後は他の予定を入れない

内覧には想像以上に時間を要するため、当日は前後に予定を入れないことがおすすめです。

住宅をくまなく検査すると、半日程度は簡単に経過します。住宅機器の取扱説明や指摘項目事項の共有なども含めると、1日かかると考えておいたほうが間違いないでしょう。

なるべく引渡しの2週間前までに実施する

是正工事と再検査の日程を考えると、2週間くらいの猶予が必要といえます。

職人の手配や場合によって部材の交換なども必要になり、再是正しなければならないケースもあります。再検査の日程も含めて、引渡し2週間前には内覧を実施してもらうように施工業者と打ち合わせましょう。

なるべく複数人でチェックする

内覧会は、なるべく複数人でチェックすることがおすすめです。それぞれが同じチェックリストを持って、別の場所から検査するなどの工夫をしてみてください。

ほとんどの場合、完成検査時には施工業者の他に設備業者(電気・ガス・屋外給排水)や外構業者、設計士などがいると考えられます。

建主でも、素人1人で行うにはプレッシャーを感じる場面が出てくるでしょう。なるべく、2人以上で立ち会うことがおすすめです。

気になる部分は遠慮せずに相談する

事前に施工業者には、気になる部分にマスキングテープを貼ることと、是正して欲しい内容をメモして渡すことを伝えておきましょう。

現場でメモをコピーできない場合もありますが、チェックシートをトレーシングペーパーにしたりコピーの手交方法を施工業者と打ち合わせたりして、要望を共有できるようにしておくことがおすすめです。

遠慮せずに口頭で伝えることも大切ですが、伝達漏れを防ぐためにも記録を残して手交すると良いでしょう。

専門家の同行も検討する

建築知識や経験がないと、チェックの仕方がわからない場合がほとんどでしょう。また、施工業者が説明している内容そのものがわからないおそれも考えられます。

住宅に関する知識が全くない場合には、一級建築士や一級施工管理技士などの専門家や、建築業界の経験値が長い人に同行してもらうことを検討しましょう。

新築の内覧会にあると便利な持ち物

ここでは、新築の内覧会にあると便利なアイテムを紹介します。

  • 懐中電灯
  • メジャー
  • 図面のコピー
  • デジタルカメラ
  • 筆記用具
  • マスキングテープ
  • スリッパ

用意しておくと便利な上記7つのアイテムを順番にチェックしましょう。

懐中電灯

床下点検口の内部や天井裏などをチェックする時に、懐中電灯があると便利です。

スマホのライト機能でも代用可能です。しかし、長時間を要する内覧会では、ワット数に余裕のある懐中電灯のほうが重宝するでしょう。

メジャー

家具・家電を配置する際の実寸を測定できるため、メジャーを持参することがおすすめです。

内覧会は、インテリアの配置をイメージできる貴重な場です。部屋の幅や広さはもちろん、レイアウト図からはわからない高さを図っておくと、引渡しまでの期間に家具を注文してスムーズに入居準備を進められるでしょう。

図面のコピー

図面のコピーを用意しておくと、実寸や是正項目をチェックシートと併せて記入するのに便利です。

同行者にも渡しておくと、同じ箇所を同時にチェックしてもらいやすくなり、記入漏れも防げるでしょう。余裕を持って複数枚準備しておくことがおすすめです。

デジタルカメラ

デジタルカメラは、内覧会での住宅の様子を画像データにする際に活用できます。万が一、不具合がある箇所が見つかった場合でも、証拠として活用でき無用なトラブルを避けられます。

容量に問題がなければ、スマホでも十分に対応できるでしょう。

筆記用具

不具合がある箇所や寸法をメモするために、筆記用具を用意しておくと便利です。あると良い筆記用具の例は以下の通りです。

  • ボールペン
  • 修正液
  • フリクションペン
  • トレーシングペーパー
  • 付箋    など

特にトレーシングペーパーは、用意しておくとコピーしなくてもメモと同じ内容を施工業者に渡せるのでおすすめです。

マスキングテープ

床やクロスの汚れや傷、剥がれなどを見つけた時にマスキングテープを貼っておくと、施工業者も対応しやすくなります。

マスキングテープを貼った箇所は、必ずコピー図面やチェックシートに記録しておきましょう。また、内覧会を始める前にマスキングテープを貼る旨を業者に伝えておくと、トラブルを防止できます。

スリッパ

内覧会は、長い場合で1日かかることがあります。長時間検査や内覧を続けていると、新築でも足や靴下が汚れてしまう場合があるでしょう。

また、冬に実施する場合は足が冷たくなりやすいため、スリッパがあると便利です。

新築の内覧会に関するよくある質問

ここでは、新築の内覧会に関してよくある質問にお答えします。

  • 新築の内覧会で起こりうるトラブルは?
  • 新築の内覧会で不具合が見つかった場合の対処法は?
  • 新築の内覧会で値引き交渉はできる?

上記3つの質問を順番に確認しましょう。

新築の内覧会で起こりうるトラブルは?

新築の内覧会で起こりがちといえる人為的なトラブルには、以下3つが挙げられます。

  • 内覧会当日に体調不良になった
  • 内覧会の開催時刻を間違えていた
  • 内覧会開催時に近隣住民からクレームや問い合わせがきた

急な体調不良や時間を間違えた場合は、施工会社に連絡して延期や時間変更をお願いしましょう。内覧会の中止は、可能な限り避けてください。

また、近隣住民からの問い合わせがあった場合の対処について、予め施工会社に依頼しておくことが大切です。

新築の内覧会で不具合が見つかった場合の対処法は?

内覧会で不具合が見つかった場合、まずは施主と施工会社の両者で状況をしっかりチェックします。

次に、写真や動画を撮ってチェックシートや図面に記録しましょう。対処法や修繕日程などの説明を施工会社から受けて、その内容も併せて記録します。

最後に、お互いの記録を確認して必要なシートをコピーし、お互いに交換してください。

新築の内覧会で値引き交渉はできる?

基本的に内覧会で値引き交渉することはありません。

新築の現場見学会や展示会では、謝礼として値引きする施工会社もありますが、現在はオプションや家電をサービスする場合が増えています。

また、内覧会はあくまでも完成した住宅に問題がないか確認する場であるため、値引き交渉はできないと考えておくことが無難でしょう。

新築の内覧会は事前準備を徹底し後悔・トラブルをなくそう

この記事では、新築戸建ての内覧会で必要なチェックリストについて解説しました。

後悔のない家づくりのために、内覧会は引渡し前の状態を確認する大切な機会です。遠慮なく不具合事項を指摘でき、施工会社はそれを理解した上で準備してくれています。

そのため、内覧会に参加する時は事前準備を徹底した上で、時間にゆとりを持つようにしましょう。

しかし、初めて家づくりをする場合や住宅に関する知識がない場合には、チェックすべきポイントや内容を把握するのは困難です。この記事で解説したチェックリスト例を参考に、不備がないように内覧会で活用しましょう。

また、工務店やハウスメーカーなどの専門家に相談することもおすすめです。ワンプライスで自由設計の家を提供しているTATTA!では、計画段階からさまざまな不安を解消してくれます。

経験豊富なスタッフに相談すれば、安心してマイホーム計画を進められるでしょう。内覧会のことも含めてマイホーム計画に疑問や不安がある場合は、ぜひお近くのTATTA!の店舗・モデルルームに足を運んでみてください。

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