新築戸建ての引っ越しでやることリスト17選!前後の準備・手続きを解説
この記事では、新築戸建ての引っ越しでやることリスト17選を解説します。
新築戸建てを購入し新生活をスタートするための引っ越しは、準備のタイミングが重要です。タイミングごとにやっておくべきことが異なるため、慌てて準備することがないよう、何をすべきかを知っておいたほうが良いでしょう。
そこで、新築戸建てに引っ越しする際にやるべきことを5つのタイミングに分けて解説します。
新築戸建てへの引っ越しを成功させたい人はぜひ最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● 新築戸建ての引っ越し1ヶ月前までにやることリスト4選
● 新築戸建ての引っ越し1週間前までにやることリスト5選
● 新築戸建ての引っ越し前日までにやることリスト3選
● 新築戸建ての引っ越し当日にやることリスト3選
● 新築戸建ての引っ越し後にやることリスト3選
● 新築への引っ越しを成功させるポイント
新築戸建ての引っ越し1ヶ月前までにやることリスト4選
新築戸建てを契約した場合、建物が完成しているのであれば1ヶ月後に引き渡すのが一般的です。引っ越しの1ヶ月前までに以下の4つを行うことをおすすめします。
- 引っ越し業者選び
- 不用品処分
- エアコンの設置工事の予約
- 各種回線の開通工事の予約
順番に見ていきましょう。
引っ越し業者選び
新築戸建ての引っ越し1ヶ月前までに、業者選びを行いましょう。
基本的に引っ越し業者はどこに依頼しても大きな違いはありませんが、梱包の丁寧さや見積依頼時のオプションなどの点に違いがあります。
また、営業担当の相性も重要であるため、複数の引っ越し業者に見積依頼することがポイントです。引っ越しは、3月・4月といった繁忙期や年末年始に費用が割高になるので注意しましょう。
不用品処分
新築戸建ての引っ越し1ヶ月前までに、処分する不用品をある程度決めておきましょう。
新居に引っ越しする際に全ての所持品を移動させる人もいます。一方、新生活が始まるタイミングで断捨離することで、新たな気持ちで新生活をスタートできるでしょう。
引っ越し1ヶ月前から少しずつ不用品を整理しておくことをおすすめします。
特に家電や家具は引っ越し先では使えないケースもあるため、不用品回収業者に依頼するなどの方法も検討すべきといえます。
エアコンの設置工事の予約
エアコンを新設する場合も移設する場合も、工事の予約は必要です。
しかし、エアコン設置工事は前日に依頼しても予約できるものではありません。1ヶ月前でも自由に日時設定できないこともあります。
夏場や冬場にエアコンなしで過ごすことがないよう、早めの予約が重要です。
各種回線の開通工事の予約
エアコン設置工事だけでなく、インターネットや電話回線の接続工事も時間がかかります。
特にインターネットは、光回線を新規で引き込む場合は電力会社やNTTとの協議が必要になるケースもあり、エリアによっては接続完了まで1ヶ月かかることもあります。
接続完了するまではスマートフォンでしかインターネットが使えずWi-Fiもない環境となれば、家事や仕事に支障が出ることも考えられます。
そのため、インターネットや電話回線の開通工事は、新築戸建ての売買契約を締結した直後に予約し、スムーズに工事完了できるよう手配することをおすすめします。
新築戸建ての引っ越し1週間前までにやることリスト5選
引っ越しまで1週間前後となれば荷物の整理以外にやっておくべきことがあり、市役所や郵便局へ出向くことが増えます。その際に手続き漏れがあり二度手間にならないよう、以下の5つのやることを押さえておきましょう。
- ライフラインの手続き
- 国民健康保険の資格喪失手続き
- 近隣への挨拶回り
- 郵便物の転送の申請
- 荷造り開始
順番に解説していきます。
ライフラインの手続き
電気・水道・ガスの解約・開通手続きは引っ越し1週間前までに済ませましょう。
水道の所有者変更や使用者変更は不動産会社が実施するため問題ありませんが、電気やガスの切り替えは自分で業者に連絡することになります。
また、ガスは都市ガスやプロパンガスのどちらであっても開栓するためには立会いが必要となることから、ガス会社と日程調整する必要があります。
ある程度対応できるように、この時期には予定を空けておくべきです。
国民健康保険の資格喪失手続き
国民健康保険は居住している市区町村が対応するため、引っ越しによって住んでいるエリアが変わる場合は資格喪失の手続きが必要です。
資格喪失手続きをすることで移転先でも国民健康保険を利用できるようになります。なお、このタイミングで印鑑証明書の登録変更も同時に手続きしておくことをおすすめします。
近隣への挨拶回り
引っ越し当日は慌ただしく周辺の住民に挨拶できないため、引っ越しの1週間ほど前に挨拶するのがおすすめです。
また、どのような家族が近隣に住んでいるのかわからないため、挨拶回りの際に持っていく手土産は洗剤などの消耗品や菓子類がおすすめです。
事前に挨拶することでどのような人が引っ越ししてくるのか近隣住民も確認できます。顔見知りになっておくことで、引っ越し当日にトラブルが起きないよう対策できます。
郵便物の転送の申請
引っ越しから1週間以内に重要な書類が郵送される予定がなければ、郵便局に行き郵便物の転送手続きをします。
郵便物の転送手続きをしておくことで、引っ越し後にカードや保険などの登録住所を変更でき、ゆとりを持って作業できます。
荷造り開始
引っ越しまで残り1週間あるといっても、仕事をすることを考えると時間の余裕はそれほどありません。休日を使ってしっかり荷造りをしておきましょう。
ただし、1週間生活する必要があることから日用品は梱包せず、ほかの季節の衣類や普段使っていない家具、家電などを重点的に梱包することをおすすめします。
新築戸建ての引っ越し前日までにやることリスト3選
新築戸建てに引っ越しする前日になると、日用品も全て梱包することになります。
さらに、市役所や購入した新築戸建てに行く時間も必要になるため、引っ越し前日と当日は仕事を休んで対応する人も少なくありません。
ここでは、新築戸建ての引っ越し前日までにやることを3つ解説します。
- 転出届の提出
- 冷蔵庫・洗濯機の準備
- 新築の傷・不具合の確認
順番に見ていきましょう。
転出届の提出
別の市町村に移住する場合は、これまで住んでいた市区町村に転出届を提出し、引っ越し先で滞りなく住民票を取得できるよう準備しておく必要があります。同じ市町村内で引っ越しする場合は転居届を提出するだけで問題ありません。
なお、マイナンバーなど細かい手続きについて知っておきたい人は、このタイミングで担当者に質問することをおすすめします。
冷蔵庫・洗濯機の準備
引っ越しまでに冷蔵庫・洗濯機の準備も必要です。
冷蔵庫と洗濯機の中身を空にした状態で水を抜き、搬送できる状態にして引っ越し業者に渡します。家電の破損を防げ、作業効率も良くなります。
水抜きの方法は、説明書やメーカーのWebサイトで確認しましょう。
新築の傷・不具合の確認
引っ越しする前に新築戸建てに傷がないかチェックし、傷があれば不動産会社を通じて売主に修繕を依頼します。
なお、引っ越しした後に発覚した傷は引っ越し作業でついてしまった可能性もあり、売主負担で修繕できないこともあるため注意が必要です。
新築戸建ての引っ越し当日にやることリスト2選
引っ越し当日は以下の2つを完了させることが重要です。
- 荷物の確認
- ライフラインの開通工事立会い
順番に解説していきます。
荷物の確認
引っ越し当日は、荷物の配送忘れや紛失がないか、全てチェックする必要があります。中に何が入っているかチェックしやすいよう、段ボールには番号と簡単に梱包品がわかるよう記載しておくことがおすすめです。
また、番号を確認する場合は「1/3」など、段ボールが全体で何個あるのかわかるようにしておくのもコツです。
ライフラインの開通工事立会い
ガスやインターネット回線、電話回線の立会いは全て引っ越し当日にまとめておくことがポイントです。後日仕事を休んで立会う必要がなくなり、スムーズに新生活をスタートできます。
新築戸建ての引っ越し後にやることリスト3選
無事に引っ越しが完了すれば、引っ越し関連の作業は残りわずかです。
最後まで漏れがないように、注意して進めることが重要です。
- 転入・転居届の提出
- 近隣への挨拶回り
- 各種書類の住所変更手続き
順番に解説していきます。
転入・転居届の提出
市役所で転入届を提出し転入・転居手続きを行い、住民票や印鑑証明書の登録手続きを実施します。転入届の提出は引っ越し後2週間以内に行う必要があります。
転入・転居届を提出し各種手続きを進めることで、健康保険などの公的書類を発行できるようになります。
近隣への挨拶回り
引っ越し1週間前に全ての近隣住民に挨拶していれば不要ですが、漏れがあったり会えなかったりした場合はこのタイミングで挨拶することが重要です。
顔見知りになることで余計な近隣トラブルを避けられ、快適に生活できます。また、万が一災害が発生した場合も助け合いしやすく、お互いフォローしながら避難できるでしょう。
各種書類の住所変更手続き
引っ越しが終われば、カードや保険など各種書類の住所変更を実施します。
郵便物は1年間転送されるためゆっくり変更できることから、住所変更を後回しにしても良い書類をリストアップしておくことが重要です。
新築への引っ越しを成功させるポイント
新築への引っ越しを成功させるポイントは以下の3つがあります。
- 早めに準備を進める
- 荷物の搬入前に掃除や傷の確認を済ませる
- 荷物の取り扱い方で工夫する
順番に解説していきます。
早めに準備を進める
荷物の梱包や市役所の手続き、各種回線の変更についてはなるべく早い段階で着手すべきといえます。
なぜなら、引っ越し準備は全て働きながら実施することになり、予定を組んでいてもその通りに進められないことも多いからです。
手続きが漏れたり後から慌てて準備したりすることがないよう、早めの準備がポイントです。
荷物の搬入前に掃除や傷の確認を済ませる
荷物の搬入前に掃除や傷の確認を済ませることが重要です。
新築戸建てに引っ越ししてしまうと家電や家具が設置されてしまうため、細かい部分の掃除は難しくなります。
また、荷物の搬入後に発覚した傷や不具合は対応してもらえないことも少なくありません。引っ越しする前に全体を掃除し、気持ちの良い状態にしてから引っ越しすることをおすすめします。
荷物の取り扱い方で工夫する
壊れやすいものの管理やどの箱に何を入れたか確認する工夫をすることで、引っ越し当日の梱包作業をスピーディーに実施できます。
梱包されているものの名前と同じものが何箱あるのかを全ての段ボールに記載しておくことをおすすめします。