新築のお風呂の失敗事例5選!後悔しないためのポイントも解説

新築のお風呂の失敗事例5選!後悔しないためのポイントも解説

この記事では、新築のお風呂における失敗事例を5つ紹介します。

お風呂にゆっくり入って疲れを癒やすことは、多くの人にとって1日の中でも特に大切な時間です。新築の家を建てる際にお風呂で失敗してしまうと、リラックスタイムが失われてしまい、家の建築を失敗したと感じるでしょう。

この記事では、お風呂の失敗事例と併せて後悔しないための6つのポイントを詳しく解説します。新築の際に選べるお風呂の種類もお伝えするので、新しく家を建てようと考えている人はぜひこの記事を参考にしてください。

【この記事でわかること】

● 新築で選べるお風呂の種類

● 新築のお風呂の失敗事例5選

● 新築のお風呂で後悔しないポイント6選

そもそも新築で選べるお風呂の種類は?

ここでは、新築で選べるお風呂の種類を解説します。

  • 造作風呂
  • ハーフユニットバス
  • ユニットバス(システムバス)

上記3種類のお風呂の特徴を見ていきましょう。

造作風呂

造作風呂とは、浴室全体を自由に設計でき、自分の好きな商品を導入して完成させるお風呂です。総ヒノキのお風呂や、大きな窓などで外の景色を一望できるお風呂など、自由な空間を作り上げられます。

お風呂に対してこだわりを持つ人の場合、造作風呂でなければ希望通りのお風呂にできないケースがあります。自分好みのお風呂に仕上げられる点が、造作風呂のメリットの1つです。

一方で、既製品のお風呂より打ち合わせなどに時間がかかる点や、費用が割高になる点がデメリットとして挙げられます。

ハーフユニットバス

ハーフユニットバスとは、一部分がセットの商品でそれ以外は自由に設計できるタイプのお風呂を指します。

一般的に浴槽と床、浴槽までの壁が1つのセット商品となっており、それ以外の部分は自由に設計ができます。上半分だけに木製の壁やおしゃれなタイルを設置するなどのデザインにできるので、造作風呂ほどではありませんが、自由度が高い浴室に仕上げられるでしょう。

メリットとして、既製品を使用する部分では防水面などに大きな心配がない点と、造作風呂より費用面を抑えられる点が挙げられます。

ただし、一部は既製品で自由度が制限されているケースがあり、中途半端な仕上がりになりやすい点がデメリットといえます。

ユニットバス(システムバス)

ユニットバスとは、浴室と床・壁が1つのユニットになっているお風呂のことを指します。

すべてのパーツが工場で製作され、実際に新築住宅で行うのは組み立てと設置のみです。前述の2種類より工期が短くコストもかからない点が、ユニットバスの大きなメリットといえます。

一方で、お風呂に対して強いこだわりを持つ人にとって、造作風呂のように自分が希望するデザインを実現できない点が大きなデメリットです。

新築のお風呂の失敗事例5選

ここでは、新築のお風呂における失敗事例を5つ紹介します。

  • お風呂の場所が悪かった
  • お風呂の広さが足りなかった
  • 浴槽の大きさ・機能が足りなかった
  • 不要な設備を付けてしまった
  • メンテナンスに手間がかかった

上記5点をそれぞれチェックしましょう。

お風呂の場所が悪かった

新築のお風呂の失敗事例として、外に面していない場所などに配置してしまったケースがあります。家の中央にお風呂がある場合、湿気・温度の変化が他の部屋に広がりやすく、家全体の温度管理が困難です。

また、他の家族が通る場所の近くにお風呂を設置してしまうと、入浴時の安心感が損なわれてプライバシーの観点でも問題が生じます。

水まわりの設備が中央に配置されると、水道や排水の引き回しに課題が生じ、工事やメンテナンスの際に不便さを感じます。

お風呂の広さが足りなかった

浴室の洗い場のスペースが狭くなってしまうと、身体を洗いにくく不便に感じるでしょう。

また、シャンプーやボディーソープの泡が浴槽の中に入りやすく、不衛生になります。

お風呂が狭くなる失敗は、リビングや他の部屋の広さに気を取られ、お風呂を後回しにした場合に起こりやすい事例です。

間取りを決める際は、お風呂のスペースもある程度確保してから考えましょう。

浴槽の大きさ・機能が足りなかった

浴槽の大きさや機能の不足は、入浴時の不快感につながります。狭すぎる浴槽ではリラックス感が損なわれ、快適に入浴できません。

また、足りない機能があると、入浴の効果や楽しみが制限されます。例えば、浴槽のヒーター機能が不十分だと、お風呂の温度が保たれず冷めやすくなってしまうでしょう。

その結果、長時間の入浴を楽しめないおそれがあります。

不要な設備を付けてしまった

不要な設備を付けてしまったケースも、お風呂の失敗事例です。

例えば、必要以上に高機能な温水システムや冷暖房機能などを導入すると、コストが大きくなってしまいます。

また、メンテナンス時の修理費用が高額になるでしょう。使用頻度が少ない設備は、故障しやすくランニングコストが高額になるおそれがあります。

多くの設備を設置することはエネルギーの無駄遣いにつながるため、お風呂に導入する設備を検討する際は、優先順位を付けてから考えましょう。

メンテナンスに手間がかかった

複雑な設備や特殊な素材を多用すると、清掃や修理に手間とコストがかかりやすくなります。

例えば、細かな隙間などを活かしたデザインや設備導入のための細かい配管構造があると、汚れが溜まりやすく掃除が難しくなります。

また、特殊な素材や設備が故障すると、修理や交換に高額費用や専門的知識が必要です。メンテナンスの手間やコストが余計にかかると、定期的なメンテナンスが滞って設備の寿命が短くなるおそれがあります。

新築のお風呂で後悔しないためのポイント6選

ここでは、新築のお風呂で後悔しないためのポイントを解説します。

  • お風呂の配置
  • お風呂の広さ
  • 設備・機能
  • メンテナンスしやすさ
  • 窓の配置
  • デザイン性

上記の6つのポイントをそれぞれ見ていきましょう。

お風呂の配置

浴室を配置する場所は、プライバシーを考慮して寝室から離れた場所がおすすめです。

また、湿気や温度の変化が他の部屋に影響することを防ぐため、通り道やリビングなどの共有スペースに近接しない配置が良いといえます。

機能的で使い勝手の良い配置を意識して、家族構成やライフスタイルに合った設計を実現しましょう。

お風呂の広さ

お風呂の広さは、家族のニーズや快適な生活の実現を考慮して設計することが重要です。

お風呂に充分な広さを確保できると、リラックスできる快適な入浴時間を楽しめます。子供の成長や老後などの将来の変化を考慮して、幅広い世代の人に使いやすい広さで計画すると良いでしょう。

お風呂に十分なスペースがあれば、洗い場で使った泡が浴槽に入ることはありません。

また、浴槽でも十分くつろげるので、生活の質が向上します。

設備・機能

お風呂を設計する際は、必要な機能を自分で選ぶ必要があります。使い勝手の良さを1番に考慮して、過剰な設備の設置を避けましょう。

また、エネルギー効率が高い給湯器や省エネ照明を導入できると、ランニングコストの削減に繋がります。便利な収納スペースや換気設備も、清潔で使いやすい空間の実現に繋がるため、しっかりと検討しましょう。

メンテナンスしやすさ

お風呂を設置する際は、掃除や定期的なメンテナンスを簡単に実施できる作りにしましょう。

耐久性が高い素材を使用して防カビ・防汚加工を施すことで、清潔な状態を保ちやすくなります。汚れが溜まりやすいスペースや、複雑なデザインなどは避けることが無難です。

また、スムーズに修理や交換をできる設計も大切です。メンテナンスしやすいお風呂は、長期間にわたって快適で清潔な入浴環境を維持できます。

窓の配置

適切に窓を配置すると、自然光や通気を確保できて明るく開放的な雰囲気を作り出せます。

家のデザインや環境も考慮されていると、快適で満足のいくお風呂空間を演出できます。

また、お風呂に窓を設置する際は、プライバシーの観点に配慮することが大切です。外部からの視線やお風呂からの景色を意識して、適切な高さに配置しましょう。

耐久性や防水性が高い窓を設置すれば、長期間の使用にも耐えられます。窓の開閉や掃除が容易なデザインの窓を配置すると、メンテナンスもしやすくなるでしょう。

デザイン性

家のスタイルに合わせて、調和の取れたデザインや質感のある素材などを採用することがおすすめです。

洗練されたデザインはリラックスした雰囲気を醸し出し、日常のストレスを軽減します。個人の好みや家族のライフスタイルに合わせて、カラーコーディネートや照明などの要素を工夫すると、家族みんなで楽しめるお風呂を実現できます。

無理にトレンドを取り入れず、自分に合ったデザインを選ぶことも大切です。機能性と美しさのバランスを考慮して、日常の使い勝手が良くなるデザインを取り入れましょう。

新築のお風呂に関するよくある質問

ここでは、新築のお風呂に関するよくある質問に回答します。

  • 新築のお風呂をきれいに保つにはどうすれば良い?
  • お風呂のお湯の温度を操作する機械は後付けできる?
  • お風呂のドアは開き戸と押戸どっちがいい?

上記3つの質問を確認しましょう。

新築のお風呂をきれいに保つにはどうすれば良い?

新築のお風呂をきれいに保つには定期的な掃除が最も重要です。湯船や洗い場をこまめに拭き掃除したり、汚れが気になる際は洗剤を活用したりして、清潔なお風呂をキープしましょう。

また、お風呂を選ぶ際には、防カビ・防汚加工を施した素材を使用して適切な通気と排水を確保することが大切です。

お風呂のお湯の温度を操作する機械は後付けできる?

温度を操作する機械の後付けは、一般的に可能です。

しかし、後付けの場合、既存のお風呂を取り外したり配線をやり直したりするなどの工事が発生することがあり、費用は高額になるでしょう。

そのため、なるべく家の建築時に設置することをおすすめします。

お風呂のドアは開き戸と押戸どっちがいい?

開き戸は、狭いスペースでも使用できる点が主なメリットです。押戸の場合は、掃除をしやすい点やスマートな印象を与えられる点が大きなメリットといえます。

開き戸と押戸のどちらが良いかは、居住環境や住宅によって大きく異なるため、担当のハウスメーカーや工務店と相談することがおすすめです。

新築のお風呂にこだわりたいならTATTA!がおすすめ

快適なお風呂空間では、日々の疲れを癒してリラックスできます。

入浴時間を楽しむためにも、この記事で紹介した失敗事例やポイントを参考にして、どのようなお風呂にするかしっかりと検討しましょう。

また、お風呂を選ぶ際にはモデルハウスや事例を見たり、ハウスメーカーに相談したりしてから決めることがおすすめです。静岡を中心に注文住宅を提供しているTATTA!では、お風呂をはじめ、さまざまなニーズに対応した家づくりを実現します。

実際の建築事例も紹介しているので、まずはお近くの店舗にご来店ください。

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