戸建ての2階が暑い原因は?暑さ対策もわかりやすく解説
本記事では、戸建ての2階が暑い原因や暑さ対策などを詳しく解説します。
戸建ての2階を暑く感じていて解決方法を探している人は少なくありません。また、これから家を建てる人のなかで、2階の暑さ対策をしたいと考えている人もいるでしょう。
本記事では、リフォームあり・なしでそれぞれ実施できる暑さ対策も解説します。2階の暑さに悩んでいる人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
【この記事でわかること】
● 戸建ての2階が暑い要因
● 2階の暑さ対策
● 2階の暑さが軽減できるTATTA!の家づくり
戸建ての2階が暑い原因
戸建ての2階が暑い原因は、主に3つが挙げられます。
- 暖かい空気は上に上がる性質があるから
- 家の断熱性・遮熱性が低いから
- 照り返しが生じているから
それぞれ解説するので、自分の家に当てはまっているか確認しましょう。
暖かい空気は上に上がる性質があるから
暖かい空気の特性に、冷たい空気より軽い点が挙げられます。暖気は上に上がりそのまま籠もってしまうため、1階よりも2階に暖かい空気が溜まり、2階が暖かくなりやすいといえます。
暖気の性質は、戸建ての2階が暑くなる最も大きな要因といえるでしょう。戸建てに限らず、マンションタイプでもこの性質は変わりません。
家の断熱性・遮熱性が低いから
家の断熱性・遮熱性が低いことが原因で、戸建ての2階が暑くなっている場合もあります。
2階建て戸建て住宅の屋根部分は、日中にずっと太陽光に晒されている部分です。そのため、断熱材などを使用し、熱をなるべく内部に入れ込まない設計になっています。
しかし、断熱性・遮熱性が低い材料を使用している場合や劣化などで断熱材の性能が低下している場合、2階の暑さが増しやすくなります。
照り返しが生じているから
ベランダの照り返しで日差しが部屋に入るのも、2階が暑くなってしまう要因の1つです。
日中の日差しが強烈な場合、ベランダからの照り返しも強く、日差しが2階の部屋に入り込んで暑さが増します。
リフォームなしでできる2階の暑さ対策5選
ここでは、リフォームなしでできる2階の暑さ対策を5つ解説します。
- 空気の抜け道・通り道を作る
- サーキュレーター(扇風機)を設置する
- ベランダに打ち水をする
- 遮光性の高いカーテンに変える
- 窓の外側にグリーンカーテンをつける
上記5つの対策をそれぞれ説明するので、ぜひ試してみてください。
空気の抜け道・通り道を作る
熱が籠もりやすくなる2階には、空気の抜け道や通り道を作って熱を逃がす対策が効果的です。
簡単な方法として、窓を開ける換気が挙げられます。2箇所の窓を開けることで、風の通り道ができて熱が逃げやすく、暑さが和らぎます。
窓の開け閉めが面倒なときは、換気用の小窓などを設置しておくと、自然に風が抜けて暑さがかなり和らぐでしょう。
サーキュレーター(扇風機)を設置する
空気の抜け道用の窓をどうしても1箇所しか開けられない場合、サーキュレーターを使って風の流れを作りましょう。
エアコンとサーキュレーターを併用すると、エアコンの空気を効率的に部屋の中で循環させられます。エアコンの冷暖房効率が上がるため、設定温度をあまり低くする必要もなくなり、電気代も抑えられます。
ベランダに打ち水をする
ベランダの打ち水は、リフォーム無しで簡単にできる効果的な方法です。
ベランダは、照り返しなどで暑くなっています。打ち水をすることで、水が蒸発して周りの熱を奪うため、暑さを和らげるでしょう。
ただし、太陽光の日差しが強い日中に打ち水をすると、湿度が部屋に入ってしまいます。気温が比較的落ち着いている朝や夕方に打ち水をするのがおすすめです。
遮光性の高いカーテンに変える
前述の通り、暑さの要因には日中の太陽光と照り返しが挙げられます。
2階のカーテンを遮光性の強いカーテンに変えるだけでも、太陽光とその照り返しを防げるため、暑さ対策として効果的です。
さらに効果を求める人は、2階の窓ガラスに断熱性のフィルムなどを貼る方法がおすすめです。
窓の外側にグリーンカーテンをつける
窓の外側にグリーンカーテンをつけることも、暑さ対策として効果的です。
グリーンカーテンとは、つる性植物で窓などを覆い、カーテンと同じように窓からの直射日光を遮るものです。
日差しを和らげるだけではなく、植物が水蒸気を発生させて熱を吸収するため、一般的なカーテンよりも温度を下げる効果が期待できます。
グリーンカーテンに向いている植物は、主に下記のものが挙げられます。
花 |
● 西洋アサガオ ● 日本アサガオ ● ユウガオ ● フウセンカズラ ● ルコウソウ |
野菜 |
● ゴーヤー ● キュウリ ● つるありインゲン ● ササゲ ● シカクマメ |
このほかにもグリーンカーテンに使える植物にはさまざまな種類があるので、自分が好きな植物を見つけて、楽しみながら暑さ対策をしましょう。
リフォームありでできる2階の暑さ対策5選
2階の暑さが深刻な場合、リフォームで根本的に解決することがおすすめです。
また、これから家を建てる人は、予め暑さ対策がされた設計にしておくと、2階の暑さで悩むことが少なくなるでしょう。
ここでは、リフォームや設計の際にできる下記の5つの対策を解説します。
- 天井に断熱材を入れる
- 断熱・遮熱に優れた窓サッシを導入する
- 換気排熱ファンを設置する
- 窓を二重構造にする
- シーリングファンを導入する
それぞれ説明するので、リフォームやマイホームを検討中の人はぜひ参考にしてください。
天井に断熱材を入れる
屋根からの熱を遮断する対策として、天井の断熱材が効果的です。屋根の不十分な断熱は、太陽光の熱を受けやすくなって2階が暑くなる原因の1つです。
天井の断熱材は、遮熱シートと併用することで高い効果を期待できます。遮熱シートは、太陽の赤外線から発せられる輻射熱(ふくしゃねつ)を遮断する役割を持ちます。
断熱・遮熱に優れた窓サッシを導入する
窓サッシとは、一般的に窓枠部分のことを指します。通常の窓ガラスサッシでは、太陽光の熱を遮断するときに不十分な場合があります。
断熱性に優れた窓サッシの中で有名なものは、樹脂が使用された窓サッシです。また、サッシ枠に貼るだけで断熱性を高められる断熱テープもあります。
断熱や遮熱に優れた窓サッシを導入すると、太陽光の熱や照り返しの熱などを断熱・遮熱できるので、2階の暑さが和らぐでしょう。
換気排熱ファンを設置する
天井に熱が籠りやすいと2階の暑さが増してしまうため、天井に換気用の排熱ファンを設置しましょう。天井に換気用の排熱ファンがあると、天井に籠もった熱が排気されて暑さが和らぎます。
室温が下がり部屋がより快適になるため、エアコンへの負担が少なくなるでしょう。窓を開けた状態で排熱ファンを利用すると一気に熱が放出されるため、さらに効果的です。
既築住宅や傾斜天井にも設置できるため、リフォームを考えている人にもおすすめの設備です。
窓を二重構造にする
二重構造の窓を採用すると、気密性の向上が見込めます。
気密性が高まると、外の熱気や冷気が内部に入りにくくなります。外気が室温に与える影響が少なく、クーラーや暖房器具の使用量を抑えられるため、省エネ対策に効果的です。
また、二重窓には結露対策や防音効果、防犯などの効果も期待できます。
シーリングファンを導入する
暑さ対策をしたい場合は、シーリングファンの導入も検討しましょう。
シーリングファンとは、天井に設置する大きな扇風機のことです。最近ではインテリア目的で採用する家も少なくありません。シーリングファンの効果は換気排熱ファンと同様で、天井の熱をかき回して外部に排出します。
本体の価格は2~7万円程度で、設置費用は3,000~8,000円程度です。メーカーや部屋の状況によって費用は異なるため、シーリングファンの設置を検討している人は、1度ハウスメーカーと相談してみましょう。
2階の暑さ対策ならTATTA!の家づくり
暑さ対策を考慮した戸建て住宅を建てるなら、暑さに強い工法を持つハウスメーカーに依頼することがおすすめです。
静岡県や神奈川県、愛知県、岐阜県を中心に展開しているハウスメーカーのTATTA!では、ツーバイフォー工法(2×4)の住まいなど、快適な住まいをローコストで提供しています。
ツーバイフォー工法は、2×4インチの規格角材を合板で挟み、面で支える工法です。ツーバイフォー住宅の特長として、気密性が高く外気の暑さや寒さを室内に通しにくい点が挙げられます。外気の熱を通しにくい工法であるため、2階の部屋でも暑さを和らげられます。
ツーバイフォー工法に関する詳しい情報が知りたい人は、こちらもご覧ください。
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さまざまな工夫と対策で2階の暑さを防ごう
近年の気温上昇に伴い、部屋の暑さ対策がますます重要になります。特に、2階は暖かい空気が部屋に籠もるため、意識して対策しなければなりません。
2階の暑さの原因がわかれば、リフォームをしなくても簡単に対処できる場合があります。
また、これから家を建てる予定の人は、暑さ対策を考慮した設備や工法を採用すると、2階の暑さが和らぎます。
TATTA!のツーバイフォー工法で建てられた住宅は、高い気密性で外気の暑さや寒さを和らげられます。気になる方はお気軽に来店予約や、無料のオンライン相談をしてみてください。