注文住宅のおしゃれな内装と決め方は?失敗例や注意点も解説
本記事では、注文住宅におけるおしゃれな内装選びのポイントを解説します。
注文住宅の魅力は、自分だけの理想の空間を具現化できるところにありますが、その内装選びは困難な道のりとなることも少なくありません。
また、イメージ通りの仕上がりにならず失敗するケースもあります。
この記事では、内装の失敗例や後悔しない決め方、そして注意点も詳しく解説します。内装のデザインを決める際に参考にしてください。
【この記事でわかること】
● 注文住宅のおしゃれな内装例
● 注文住宅の内装失敗例
● 注文住宅の内装で失敗しないための注意点
注文住宅のおしゃれな内装5選
内装は非常に多くのパターンがあるため、どのような組み合わせが最適なのか、迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで、この章では各内装を決める際のポイントについて解説します。
- デザイン
- 床
- 壁・天井
- 照明
- インテリア
順番に見ていきましょう。
デザイン
内装でよく使われるデザインには、次のような種類があります。
デザインの種類 |
内装イメージ |
モダン系 |
黒がメインのスッキリしたイメージ |
ナチュラル系 |
木がメインの温かいイメージ |
シック系 |
茶色と黒がメインの落ち着いたイメージ |
北欧系 |
木と緑が多い北欧のイメージ |
モダン系は無駄のない直線的な内装に仕上げられ、ナチュラル系は木をメインにすることで温かいイメージを実現できます。このように、モダン系とナチュラル系は特徴がはっきり分かれるため、選択しやすいといえます。
一方、茶色と黒をメインとしたクラシックスタイルの仕上がりとなるシック系は、モダン系と悩むケースが多くあります。
北欧の雰囲気を演出できる北欧系は、ナチュラル系と悩むケースが少なくありません。
シック系と北欧系も人気のある内装ですが、コンセプトがブレやすいためインテリアコーディネーターとしっかり打合せしながら進めることが重要です。
床と後述する壁・天井は、内装のイメージを決める重要なポイントとなるでしょう。
内装を決める際のポイントとして、面積が大きい部分から決める点があります。床の色は部屋全体の印象に大きな印象を与えるため、家族で十分に話し合わなければなりません。
例えば、床に茶色や黒に近い色を選択することで、モダン系やシック系の引き締まったイメージとなる一方で、木を基調とすることでナチュラル系や北欧系になります。
このように、目指したい内装のイメージに合わせて、床の色を決めることが重要です。
壁・天井
床と同様に、壁と天井の色も重要です。床や壁、天井は面積が大きいため、それぞれの色の主張がぶつからないよう注意する必要があります。
このことからも、床や壁、天井に統一感を出すことで、おしゃれな内装を実現できるでしょう。
照明
照明は家電であると同時に、部屋のアクセントを決めるための重要な「装飾」でもあります。
そこで、照明の形や大きさ、光の色にこだわり、よりイメージに近い内装に仕上げましょう。
インテリア
照明とは別に、目線の高さにあるインテリアにおいても、統一感を意識することが重要です。また、置く場所についても形状や目的によって固めることで、目線を意識的に向けられます。
例えば、見て欲しい写真類を目線よりも高い位置に配置することで意識的に目線が高くなり、その結果広い空間に見せられるでしょう。
このように、インテリアの選択と配置は、おしゃれな内装にするために重要な要素といえます。
注文住宅における内装デザインの決め方
この章では、注文住宅の内装デザインを決める際のポイントについて解説します。
- 多くのデザインを比較検討する
- テイストを決める
- それぞれの内装を決める
- 全体を見ながら修正する
順番に見ていきましょう。
多くのデザインを比較検討する
内装を決める際には好みのデザインだけでなく、あまり選択しないデザインや色も比較検討しましょう。そうすることで新しいイメージを持て、より納得のできる内装に仕上げられます。
例えば、前述したモダン系とナチュラル系は好みが分かれがちですが、どちらかに限定せず両方を比較検討することで、これまで考えなかった内装をイメージできます。
そのため、多くのデザインを比較検討することが重要です。
テイストを決める
前述したモダン系やナチュラル系、シック系、北欧系は代表的なテイストです。
テイストを決めることで内装イメージの「方向性」を決められ、まとまりのある仕上がりを目指せるでしょう。
それぞれの内装を決める
内装はリビングだけでなく、玄関や廊下、和室、各居室などそれぞれのコンセプトに合った内容でまとめるのがおすすめです。
ただし、個々の内装イメージが強すぎると統一感が崩れてしまうため、注意が必要です。
全体を見ながら修正する
統一感を崩さないためにも、常に全体を見ながら微調整することが重要です。特に、リビングと和室、リビングと洗面室は繋がっていることが多く、内装イメージが全く違うと違和感を覚えてしまいます。
そこで、隣り合う内装イメージはなるべく合わせるようにし、テイストを変える場合は廊下を隔てた部屋の内装にしましょう。
注文住宅の内装でよくある失敗例3選
内装を決めることは人生において経験するタイミングが少なく、感覚的に決めてしまう人も多いでしょう。
その結果、住んだ後に失敗していることに気づくケースもあります。このような失敗をしないためにも、この章で解説するポイントをしっかりチェックしましょう。
- 家具が搬入できなかった
- イメージと異なる内装になってしまった
- コンセントが不足してしまった
順番に見ていきましょう。
家具が搬入できなかった
こだわりの壁紙や備え付けの棚を導入した結果、家電の位置が限定されてしまい、テレビや冷蔵庫の搬入や設置ができなかったという失敗事例は少なくありません。
こういった失敗は引っ越しのタイミングまで気づかないことも多いため、注意が必要です。
イメージと異なる内装になってしまった
実際の内装がイメージと異なるものになってしまう失敗が起こることはよくあります。
内装イメージは写真や画像で確認することが一般的ですが、小さなサンプルで確認するのと実際に使用されるのではイメージが異なります。
そのため、なるべく実際に使われている大きさで確認することが重要です。
確認方法としては、カラーシミュレーションや実際に検討している内装の家を見せてもらうことが、おすすめです。
コンセントが不足してしまった
内装に注力してしまい、コンセントの数が十分に検討できていない失敗事例もあります。
コンセントの数が多いと家事がしやすくなります。特に、家電が多い水回り付近はコンセントを多めに設置しましょう。
注文住宅の内装で失敗しないための注意点
この章では、注文住宅の内装デザインを決める際の注意点について、解説します。
- サンプルを見て質感や色みを把握する
- 全体の調和を考える
- 機能性も考慮する
順番に見ていきましょう。
サンプルを見て質感や色みを把握する
壁紙や床材は材質によって質感が大きく変わるため、実際にサンプルを確認することでイメージとの違いを認識できます。
特に、天然素材の壁紙や床材は独特の質感や色みとなるため、必ずサンプルで確認しましょう。
全体の調和を考える
1つ1つの内装を決めたあとは全体のイメージを確認し、調和が取れているかどうかをチェックしましょう。
なぜなら、同じテイストでまとめた場合であっても、細かい部分の調和が崩れてしまい、違和感を持つおそれがあるからです。
このような失敗をしないためにも、家全体の内装を確認しながら検討することが重要です。
機能性も考慮する
注文住宅の内装デザインを決める際に、機能性を考慮することも重要です。
壁紙や床材には、調湿や消臭効果がある建材も多くあります。こういった建材は、家屋内の環境を快適な状態に維持してくれるためおすすめです。
注文住宅の内装に関するよくある質問
この章では注文住宅の内装に関するよくある質問について、解説します。
- 注文住宅の内装とインテリアの違いは?
- 新築の内装の色で失敗しがちな例は?
- まとまりやすい配色の例は?
順番に回答していきます。
注文住宅の内装とインテリアの違いは?
内装とインテリアの一般的な違いは、「移動できるかどうか」にあるといえるでしょう。
内装は設備や装飾物のことで、壁紙や床材の色、ファン付き照明などが内装にあたります。一方、小物や観葉植物はインテリアにあたります。
新築の内装の色で失敗しがちな例は?
赤や青、黄色といった原色は主張が強いため、失敗しがちな色だといわれています。そのため、この3色を取り入れる際には十分な検討が必要です。
まとまりやすい配色の色は?
色みが近い色の組み合わせはまとまりやすいでしょう。例えば、白とグレー、木目と白、黒とグレーなどの組み合わせは特におすすめです。
注文住宅の内装は多くのデザインを把握して決めよう
注文住宅の内装は組み合わせが多いため、好きな色や材質だけで選んでしまうと大きな失敗に繋がることもあります。
そこで、必ずインテリアコーディネーターと相談しながら進め、全体的にバランスの取れた内装を目指しましょう。
TATTA!では過去の建築事例から、住んだあとに失敗や後悔がない内装を提案しています。
注文住宅を建てる上でおしゃれな内装にしたい方は、ぜひお問い合わせください。