自由設計の家はどこまで自由に決められる?注文住宅との違いやメリットも解説
本記事では、自由設計の家における決定の自由度、その範囲を解説します。また、注文住宅との差異や、自由設計の特長やメリットについても深く掘り下げます。
インターネットやSNSで「自由設計」というワードをよく目にしますが、家づくりにおいて自由設計とはどこまで自由に決められるか疑問に持つ人も多いでしょう。
自由設計の家を検討している人は、ぜひ最後までお読みください。
【この記事でわかること】
● 自由設計の特徴
● 自由設計の家を建てるメリット
● 自由設計の家を建てる際の注意点
そもそも自由設計の家とは?
そもそも自由設計の家とは、一定の制限内でプランや設備を自由に選択できる家のことで、注文住宅とよく似ています。
そのため、インターネットやSNSの広告では注文住宅と区別がつかないことも多いですが、注文住宅とは自由度が異なります。
以下では、自由設計の家の特徴について解説していきます。
自由設計の家の特徴
自由設計の家の特徴は、低コストながら自分好みの家にできることや、短期間で家づくりができることにあります。
ただし、間取りや材質、内外装、設備などを完全に自由に選べるわけではないことに注意が必要です。そこで、自由設計の家を正しく把握するためにも、次章で解説する「自由設計の範囲」について確認しましょう。
自由設計の家はどこまで自由に決められるのか
「自由設計」という言葉のイメージから、どのような家であっても建築できるような印象を持つ人も少なくありませんが、実際には自由設計の範囲はそれほど広くありません。
実際に自由設計の家で決められるのは、「決められたプランや設備」の中だけとなり、全てを決められるわけではないことを知っておきましょう。
以下では、自由に決められない範囲を解説します。
自由に決められない範囲
自由設計で決められない範囲は、建築会社が用意していないプランや設備以外の部分全てです。
例えば、天然素材の外壁や床材、壁紙を採用したいと思っても、あらかじめ指定されたパターンの中に天然素材がなければ選べません。
このように、自由設計の家で定義される「自由」とは、限られた範囲内での自由であるといえます。
自由設計の家と注文住宅・建売住宅との違い
この章では、自由設計の家と注文住宅、建売住宅にはどのような違いがあるのかを詳しく解説します。
- 注文住宅との違い
- 建売住宅との違い
順番に見ていきましょう。
注文住宅との違い
結論からいうと、自由設計と比べて注文住宅の自由度が高い傾向にあります。そのため、家づくりの全てを自分で選びたいのであれば、注文住宅を選択することがおすすめです。
ただし、注文住宅でもプランや設備をパッケージにした「企画型住宅」という商品があるため、建築会社や商品によっては、自由設計の家と全く区別がつかないこともあります。
注文住宅のほうが、必ずしも自由度が高いとは限らない点に注意しましょう。
建売住宅との違い
建売住宅との違いも、設計の自由度にあります。
自由設計の家は、基本的なプランが存在することもありますが、その範囲内で自由に間取りやデザインを選べます。この自由度により、自分のライフスタイルや好みに合わせた家を手に入れられるでしょう。
建売住宅は既に建築されている、もしくは決められた仕様で建築されることが決まっているため、仕様変更はほとんどできません。個々の好みやニーズに完全に合わせることは難しい場合が多いでしょう。
そのため、建築住宅と自由設計の家では、自由設計の家のほうが自由度は高いといえるでしょう。
自由設計の家を建てるメリット
自由設計の家は建売住宅よりも自由度が高く、注文住宅よりも自由度が低いといった特徴以外に、自由設計の家ならではのメリットもあります。
そこで、家づくりを検討する際には、この章で解説する自由設計の家がもつメリットをチェックし、正しく理解した上で選択しましょう。
- 自分好みの家にできる
- 注文住宅より低コストで建てられる
- 建売住宅より間取りの自由度が高い
- 短期間で家づくりができる
順番に見ていきましょう。
自分好みの家にできる
自由設計の家は完全に一から設計することはできないものの、設計士が厳選したプランの中から自分好みのテイストを選べるでしょう。
このことからも、「自分の好きなイメージの家を建てたいけれど、一から設計するほどでもない」という要望の人であれば、自由設計の家はおすすめといえます。
注文住宅より低コストで建てられる
自由設計の家はプランや仕様を限定することでコストを抑えているため、注文住宅よりも低コストで建てられるメリットがあります。
そのため、資金計画を立てた上で注文住宅が難しいと感じた場合、自由設計の家を選択しましょう。
建売住宅より間取りの自由度が高い
自由設計の家は建売住宅より間取りの自由度が高いことがメリットです。
建売住宅を購入し理想の間取りに変更するためには、新品の設備をリフォームし直すことになり、現実的ではありません。
その点、自由設計の家であれば用意されているプランの中から理想の間取りを選べるため、建売住宅よりも間取り選択の自由度は高いといえるでしょう。
短期間で家づくりができる
注文住宅は、間取り設計から完成まで約6〜10ヶ月かかる一方で、自由設計の家は間取り設計の時間を大きく短縮でき、その結果短期間で家を建てられます。
つまり、自由設計の家は注文住宅に対し、家賃や金利の支払いを抑えられることがメリットだといえます。
自由設計の家を建てる際に注意すべきポイント
自由設計の家を建てる際には、この章で解説する注意点を押さえ、失敗や後悔のない家づくりにしましょう。
- 動線が使いづらくなるおそれがある
- 間取り変更に大きなコストがかかる場合がある
- ハウスメーカーを自由に選べない
順番に見ていきましょう。
動線が使いづらくなるおそれがある
自由設計の家では、動線が使いづらくなるおそれがある点に注意しましょう。
自由設計の家は設計士が人気のプランを厳選しているため、多くの人が共通して持っている要望は実現できます。
ただし、人によっては動線が使いにくいと感じることがあるため、実際の生活をイメージしながら間取りを選択する必要があるでしょう。
間取り変更に大きなコストがかかる場合がある
どうしても気に入る間取りがない場合は間取り変更を依頼できますが、その場合は特別な仕様変更となるため、コストが高くなりがちです。
場合によっては、注文住宅と同じだけ費用がかかるおそれもあるため注意しましょう。
ハウスメーカーを自由に選べない
自由設計の家は建築条件付き土地であることが多く、この場合は建築会社があらかじめ決まっています。
そのため、建築会社にこだわりたい人には自由設計の家は向いていないといえます。
TATTA!が実現する自由設計の家
TATTA!が実現する自由設計の家には、「家事動線」「収納」「狭小間口の有効活用」という点にこだわりがあります。
この章で詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 家事ラク動線の家
- 収納充実の家
- 狭小間口の家
順番に見ていきましょう。
家事ラク動線の家
このプランでは、水回りを1ヶ所に固めることで効率の良い家事動線を実現しています。
また、キッチン近くのミセスコーナーは作業をするスペースとなり、気分転換の読書にもぴったりな空間となっています。
収納充実の家
収納の数と大きさは家屋内をスッキリさせる上で重要なポイントですが、このプランでは収納方法にこだわりがあります。
特に、玄関収納庫とウォークインクローゼットの設置は、物が溢れがちな玄関をスッキリさせ、季節物を楽に収納できます。このように、このプランを選ぶことで、物が溢れないゆとりのある生活ができるでしょう。
狭小間口の家
土地形状によっては間口が狭く、広いリビングが設計できないこともあります。しかし、このプランはそういった狭小間口であっても広々した家づくりが可能です。
例えば、間仕切りを減らすことでリビングを広く見せ、吹き抜けを設置することで空間をうまく活用できる構造となっています。また、リビングを機能的な空間にすることで家族が集まりやすく、団らんが生まれやすい空間となるでしょう。
どこまで自由設計できるのかを把握して自分好みの家を建てよう
自由設計の家は建売よりも自由度が高いものの、注文住宅ほどの自由度はありません。
そこで、自由設計の家を選ぶ際には用意されたプランで理想の家づくりが実現可能かどうかを、十分に検討する必要があるでしょう。
理想の家づくりを目指しながらもコストを抑えたい方は、ぜひTATTA!にお問い合わせください。