注文住宅に付けて良かったおすすめ設備23選!予算オーバーした際の対策も

注文住宅に付けて良かったおすすめ設備23選!
予算オーバーした際の対策も

新築住宅(注文住宅)の購入を検討する中で、住宅設備を選ぶことは長期的な暮らしを左右する重要な要素です。

モデルルームや展示場でさまざまな住宅設備機器を見ると、あれもこれもと欲しくなり、気がついたら予算オーバーしているケースも少なくありません。

この記事では、新築住宅を検討する際におすすめの設備と、予算オーバーした際の対策などについて解説します。

【この記事でわかること】

● 【外構・玄関】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ6選

● 【キッチン】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ6選

● 【お風呂・トイレ】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ6選

● 【居室周辺】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ10選

● 【省エネ設備】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ4選

● 新築住宅の設備費用が予算オーバーした際の対策

【外構・玄関】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ6選

まずは、外構・玄関周りの住宅設備から見ていきましょう。外構・玄関周りでおすすめの設備は、以下のとおりです。

  • テレビドアホン
  • センサー付き照明
  • シャッター付きサッシ
  • 宅配ボックス
  • 土間収納
  • 断熱玄関ドア

テレビドアホン

テレビドアホンとは、玄関のカメラ映像を室内から確認できるインターホンです。

来訪者を映像で確認できるだけではなく、呼び出しボタンを押したと同時に映像記録されるので、侵入者に対して強い抑止力にもなります。

ホームセキュリティが気になる場合は、まずテレビドアホンの設置を検討しましょう。

センサー付き照明

センサー付き照明は、人の動きを感知して点灯する照明です。両手に荷物を抱えて夜間に帰宅したときなどに、スイッチを押さなくても点灯してくれるため重宝します。

人感センサーは玄関に近づく全てのものに反応するので、防犯性を高める効果もあります。

コストはそれほどかからないので、気になる場合はチェックしてみましょう。

シャッター付きサッシ

一戸建ての注文住宅には、シャッター付きサッシがおすすめです。シャッター付きサッシがおすすめの理由は、主に以下の3点です。

  • 遮熱効果が高いため冷暖房効果が高い
  • 防犯効果が高い
  • 遮音効果も見込める

高性能の遮光カーテンや防犯対応サッシがある中で、シャッターは遮熱・防犯・遮音の複合効果が期待できます。

1台で遮熱・防犯・遮音とマルチに活躍してくれるので、おすすめしたい設備の1つです。

宅配ボックス

宅配ボックスは、不在時だけではなく、在宅時でも非接触で荷物を受け取れる設備です。

インターネットで買い物することが一般的な昨今、宅配ボックスは何かと重宝するでしょう。

近年では置き配も増えていますが、宅配ボックスがあれば盗難を予防できるため安心です。

玄関周りに、宅配ボックスを設置するスペースが確保できる場合は、検討してみてください。

土間収納

土間収納は、外で使用するものを室内に持ち込まずに保管できます。外から帰ってきたときに、そのまま室内に持ち込みができないものや、持ち込みたくないものは多くあります。

たとえば、子供のベビーカーや砂場セット、就学した場合は部活用品などが挙げられます。他にも、車椅子やゴルフバッグ、スノーボード、キャンプ用品など種類はさまざまです。

土間収納があれば、これらを室内に持ち込まずに収納でき、玄関周りを清潔な状態に保てます。

断熱玄関ドア

快適な室内温度を保つため、断熱玄関ドアもおすすめです。

そもそも断熱とは、屋内外の熱の出入りを遮断することです。ドアや窓などの開口部は光や風を取り込んでくれる反面、室内の熱の約6割を外に排出するといわれています。

高断熱のドアを選ぶと、エアコンの熱効率も上がって省エネ効果も高まるでしょう。

【キッチン】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ6選

ここでは、キッチン周りにおすすめの住宅設備を見ていきます。キッチン周りでおすすめの住宅設備は、主に以下のとおりです。

  • IHクッキングヒーター
  • 食器洗い乾燥機(食洗機)
  • 多機能水栓(タッチレス水栓)
  • パントリー(食品庫)
  • 引き出し式のフロアキャビネット
  • 床下収納

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは、火を使わずに鍋やフライパンを加熱できる調理器具です。

小さな子供や高齢者にも安心で、ガス機器に比べて火災の危険性も減少します。そのため、これから新築住宅を検討する人にはおすすめしたい設備です。

加熱部分がフラットで表面がガラストップのため、吹きこぼれなどに対するお手入れもラクで、ストレスの軽減につながるでしょう。

また、火を使わないので周囲の温度上昇や油の飛び散りなどが少なく、油の飛び跳ねも減少してレンジフードもベタつきにくくなります。

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食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機は、食器洗いから乾燥まで自動で行う設備です。

大きなメリットとして、食後の面倒な食器洗いから解放される点が挙げられます。食器洗い乾燥機は、手洗いより約1/6〜1/9の水量で済む機種が一般的で、ランニングコストを減らせるのでおすすめです。

多機能水栓

キッチン用水栓には、さまざまな機能が付いています。代表的な機能として、主に以下の4種類が挙げられます。

  • シャワーヘッド機能付き水栓
  • ストレート吐水・泡沫吐水・シャワー切り替え機能付き水栓
  • タッチレス水栓
  • 浄水機能ビルトイン複合水栓

多機能水栓の中で特におすすめなのが、タッチレス水栓です。

設置することで、衛生的で清潔な環境を保ちやすくなります。たとえば、料理中、生肉や生魚を触った手で蛇口に触れる必要がないため、菌やウイルスが水栓につくのを防げるでしょう。

手を離せば自動的に水が止まるのも魅力です。食器を洗う際など、必要な時だけ水を出せるので水道代を節約できるでしょう。

小さな子どもや高齢の方でも簡単に操作できるため、家族みんなが快適に使用可能です。

これらの設備は非常に便利ですが、「多機能水栓にした結果使わなかった」という声があることも事実です。したがって、自分に必要な機能を選ぶことをおすすめします。

パントリー(食品庫)

パントリーは食品庫を指し、備蓄食材や買い置き調味料、キッチンキャビネットに収まらなかった食器や調理器具などを収納できます。

あると重宝しますが、設置するにはそれだけスペースが必要であるため、ほかの設備と優先順位を考えて採用しましょう。

引き出し式のフロアキャビネット

フロアキャビネットとは、キッチンシンクやコンロの下にある収納を指します。

従来のキャビネットは開き扉式が主流でしたが、近年では奥の物が取り出しにくいデメリットを改善できる引き出し式が主流となってきました。

開き扉式の場合、上部の空間が無駄になることもありましたが、上下2段の引き出しが採用されるなど、問題も解消されつつあります。

とはいえ、引き出しすぎて自分の立ち位置がなくなってしまう例もあるので、検討する際は、ショールームなどで使い勝手を確認してみてください。

床下収納

新築住宅に床下収納を設置すると空間を最大限に活用できるため、住まいの利便性を高められます。

床下は構造上、必ず存在する空間であるため、床下収納を設置するとデッドスペースを有効活用できます。部屋の広さを保ちながら収納スペースを増やすことが可能です。

家の内部の中でも温度変化が比較的少ない場所であるため、缶詰やレトルト食品、ビン入り飲料など常温保存できる食品の保管場所として適しています。

収納庫を取り外せば、そのまま床下点検口として機能するため、シロアリの被害や水漏れが発生したとき業者が床下に入れます。

ただ、床下は湿気がこもりやすい場所でもあるので、収納する物や湿気対策を考慮することが必要です。

【お風呂・トイレ】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ6選

ここでは、お風呂とトイレでおすすめの設備を紹介します。

  • 浴室乾燥機
  • 浴室エアコン
  • 洗面化粧台
  • 2階トイレ
  • タンクレストイレ・ふちなしトイレ
  • 2連ペーパーホルダー

浴室乾燥機

浴室乾燥機とは、浴室を乾燥するだけではなく、洗濯物も乾かせる乾燥機を指します。浴室乾燥することで天候や花粉を気にせず乾燥でき、部屋干し臭・カビ対策にも有効です。

雨の続く梅雨の時期や、花粉が飛び交う時期で天日干しができなくても、浴室乾燥機があればストレスなく洗濯・乾燥できるでしょう。

また、浴室乾燥機を使用すると、浴室内の湿気対策にもなりカビも生えにくくなるので、おすすめしたい設備です。

なお、TATTA!では乾燥機付きユニットバスを標準仕様として採用しています。「浴室に乾燥機を付けたいけど高額なのでは?」とお悩みの方は、ぜひ一度TATTA!へご相談ください。

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浴室エアコン

浴室エアコンは浴室乾燥機とセットになっている場合が多いので、必要であれば検討してみてください。

主な機能として、換気・乾燥に加えて、暖房・涼風がセットされています。商品によっては、ミストサウナなどの機能が付いているものもあります。

冬場で浴室内の温度が低いときに発生しがちな入浴時の温度差を緩和し、ヒートショックリスクの低減に繋がります。

したがって、高齢者や小さな子供と同居する家庭の場合、乾燥機と合わせて検討してみてもよいでしょう。

洗面化粧台

洗面化粧台とは、洗顔や手洗い、歯磨きなどに使用する洗面ボウル付きの化粧台のことです。

これから新築住宅を建築する人にとっては、必須の設備といえるでしょう。

洗面化粧台を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

  • 2人が横に並んで余裕のある幅か
  • 鏡面裏収納やボウル下の収納量
  • 鏡の種類
  • 水栓の種類
  • 洗面ボウルの素材や形

以上を踏まえることで、洗面所周りで困らずに使用できるでしょう。

2階トイレ

新築住宅を検討する際は、1階だけでなく2階にもトイレを設置すると非常に便利です。2階にトイレがあるメリットは、主に以下の2点です。

  • 2階が寝室の場合、冬の寒い時期など夜中にわざわざ1階に下りる必要がない
  • 来客時や朝の通勤・通学前など、複数人が同時に使用したいときに便利

ただし、ランニングコストがかかる上に掃除などのメンテナンスが必要になるなど、デメリットも存在します。本当に必要かをチェックして検討しましょう。

タンクレストイレ・ふちなしトイレ

タンクレストイレは、その名のとおりタンクがないことで、見た目の印象がスタイリッシュである点が大きな特徴です。

見た目だけでなくメリット・デメリットも確認して、設置すべきかを検討していきましょう。

タンクレストイレのメリットは、タンク付きのトイレに比べて洗浄水量が1/10程度で済むので、年間の水道代が2万円近く節約できる点です。

一方、デメリットはトイレそのものの費用が高いことや、タンク付きトイレに比べて水の量が少なく水圧が弱いために汚れが残りやすい点が挙げられます。

あわせて、昨今のタンクレストイレはふちなしであることがほとんどです。

ふちなしトイレは手入れがしやすく見た目もよい反面、使用後の汚れが付着しやすいデメリットが挙げられます。トイレ掃除やメンテナンスは毎日必要になるため、慎重に選びましょう。

2連ペーパーホルダー

新築住宅に2連ペーパーホルダーを設置すると、トイレの利便性と快適性を高められます。

常に2つのトイレットペーパーをセットできるので、片方がなくなっても予備として使えます。

トイレに携帯電話を持ち込む場合、棚があれば一時的に置く場所に困らないでしょう。

中には棚部分に十分な強度があり、立ち座りの際に手をついて体を支えられるように設計された製品もあります。

木製や陶器など、さまざま素材の2連ペーパーホルダーがあるので、自分好みの素材を選びましょう。

【居室周辺】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ10選

ここでは、居室周辺のおすすめ住宅設備を見ていきましょう。

  • コンセントの追加
  • 引き戸
  • 床暖房
  • シューズインクローゼット
  • ファミリークローゼット
  • LDK大型エアコン
  • 昇降式室内干しユニット
  • シーリングファン
  • エコカラット
  • マグネットクロス

コンセントの追加

コンセントの数は、当初の予定よりなるべく多めに設置しておくことをおすすめします。

2025年現在では、家族全員がスマートフォンやタブレットなどの便利な機器を持つ時代です。

それぞれがよく使う場所を考慮して、充電しやすい場所にコンセントを設置しましょう。

その他にも、ライフスタイルが変わった際にコンセントが必要になるケースも多々あります。

コスト面でも負担の少ない設備といえるため、可能であれば多めに設置するとよいでしょう。

引き戸

引き戸のメリットは、開き扉のようにドアを開けるスペースを必要としないことです。

コストは少し上がるものの、上吊りの引き戸にすれば床の上に引き戸用のレールが不要になるので、引き戸を開ければ一面フラットな空間を作れます。

スペースに限りのある洗面所などでは、引き戸を利用するとスペースを確保しやすくなります。

床暖房

床暖房は、施工さえ無事に進めば場所を取ることもなく、室温を適温に保ち快適に生活できます。

しかし、実際のところは「設計したけれど使わなくなった」「暖かくなるまでに時間がかかる」などのネガティブな要素があるのも事実です。

コストも決して安くはないので、慎重に検討することをおすすめします。

床の素材によっては、床暖房を長年使用していると傷みが早くなるものもあるので、建築会社と相談して床材選びをしてください。

シューズインクローゼット

シューズインクローゼット(シューズクローク)とは、玄関に隣接して設けられた、靴を履いたまま出入りできる大型の収納スペースのことです。新築住宅にシューズインクローゼットを設置すると、玄関周りの利便性と収納力が大幅に向上できます。

家族全員の靴や、シーズンオフの靴などをまとめて収納できるため、生活感のないすっきりとした玄関を実現できるでしょう。

玄関の土間と地続きになっているため、靴だけでなく、ベビーカー、ゴルフバッグ、アウトドア用品など玄関周りで使うさまざまなものをまとめて収納することが可能です。

シューズインクローゼットは、玄関周りをすっきりと見せたい場合に役立ちます。

ファミリークローゼット

各部屋の収納とは別に、大きめのファミリークローゼットがあると、タンスやチェストなどの数を減らせます。

ただし、無計画に設計すると収納物が収められないなど不便な空間になりかねません。

ファミリークローゼットを検討する際は、事前にどういうものを収納するかをリストアップしてから間取りを計画することが重要です。

LDK大型エアコン

LDK大型エアコンは、壁掛け式、ビルトイン式を問わずおすすめの設備です。

一般的に取り替えの容易な壁掛け式が人気ですが、前述の床暖房などと比較してもすぐに暖かくなる即効性はエアコンならではの特徴です。

また、大きめのLDKの場合、10畳クラスのエアコンを2台程度設置する場合もありますが、ランニングコストは大型エアコンの方が安く抑えられるといえます。

ただし、ランニングコストは断熱・気密性能やゾーニング、能力選定などにも依存します。そのため、エアコンは間取りに合わせた台数・容量設計が重要です。

昇降式室内干しユニット

新築住宅に昇降式室内干しユニットを設置すると、毎日の洗濯を効率化し、住空間を快適に保つことに役立ちます。

昇降式で物干し竿を手が届く高さまで下げて洗濯物を干せるため、背伸びをする必要がなくなり、洗濯物を干す際に腰や肩への負担が軽減されます。

使わない時は物干し竿を天井近くまで上げて収納できるため、部屋の景観を損ないません。生活感を隠し、部屋を広く見せることができるでしょう。

室内で洗濯物を干せるため、天候や時間に左右されずに洗濯ができるのもメリットです。近年では共働きの家庭が多い傾向にあるので、日々の家事の負担を大きく軽減できる設備は重宝するでしょう。

シーリングファン

シーリングファンとは、天井に設置する大型の扇風機のような器具です。室内の空気を循環させることで、部屋の温度を均一にし、室内の空調効率を高めます。

部屋の大きなアクセントとなるため、デザイン性の高いものを選べば、部屋をよりおしゃれで洗練された空間に演出できるでしょう。

多くの製品は照明と一体型で、部屋のメイン照明と空調管理の両方を担えます。

エコカラット

エコカラットは、LIXIL(リクシル)が開発・販売している機能性の高い内装壁タイルです。優れた調湿機能を持ち、気になるにおいを脱臭します。

湿度がこもりやすい時には空気中の湿気を吸収し、逆に乾燥している時には蓄えた湿気を放出します。結露を抑え、カビやダニの繁殖の抑制も期待できるのがメリットで、洗濯物の部屋干しにも適しています。

気になるニオイを脱臭するため、玄関やリビング、トイレ、キッチンなど、ニオイが気になる場所に設置することで、室内の空気を清々しく保てます。

マグネットクロス

マグネットクロスとは、磁石を付けられる特殊な壁紙のことです。

鉄粉を練り込んで、磁性を持つ下地シートを壁紙の下地に貼ることで、壁全体またはその一部をマグネットボードのように活用できます。

見た目は、通常のビニールクロスとほとんど変わりません。

画鋲や釘を使わずに磁石でメモや写真、子どもの作品などを簡単に貼り付けたり剥がしたりできるため、壁に傷や穴を開けずにきれいな状態を保てます。

【省エネ設備】新築住宅に付けて良かった設備おすすめ4選

最後に、おすすめの省エネ設備を紹介します。

  • 太陽光発電
  • 蓄電池
  • 高効率給湯器
  • HEMS

省エネに関する設備は、あまり馴染みのない人も少なくありませんが、ランニングコストを抑えるきっかけにもなりうる重要な設備といえます。

順番に詳しく見ていきましょう。

太陽光発電

太陽光発電は、新築住宅の設備としての重要性が高まっています。

東京都では2025年4月から、大手事業者が新築する住宅などにパネル設置を義務付ける制度が始まり(既存建物は対象外)ました。自家消費で電気代を抑えつつ、余剰分は売電制度の対象となる場合があります。

初期費用と回収年数は買い取り単価や支援条件に左右されるため、最新の制度を確認し、屋根方位・パネル容量の最適化と併せて計画することが重要です。

※参考:【4月から太陽光パネル設置義務化】東京都・小池知事に聞く「車と同じように家にも燃費があっていい」|Yahoo!ニュース

蓄電池

太陽光パネルと組み合わせることで生活が豊かになる設備が、蓄電池です。

蓄電池の基本的な仕組みは、電力単価の低い時間帯の電力を蓄電池に溜めて日中は貯めた電気を使用して、電気代を削減するものです。

また、災害や停電時において、太陽光パネルで生成し蓄電池に溜めた電気を使えるのも心強いメリットの1つです。

【施工事例:太陽光で豊かに暮らす家】

※出典:太陽光で豊かに暮らす家|建築事例|TATTA!

TATTA!プラスでは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた、経済的かつ安心・快適に暮らせるプランをご提案しています。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、日中の発電を自家消費し、余剰分を蓄えて夜間や停電時に活用可能です。電力単価の高い時間帯の購入量を抑え、非常用電源としても機能するでしょう。

この事例では、太陽光(6.08kW)搭載でエコに暮らせる住宅を実現しました。内装は21帖の空間を確保し、白を基調とすることでより広く感じられるのが特徴です。

高効率給湯器

高効率給湯器とは従来の給湯器に比べて、最小限のエネルギーで効率よくお湯を沸かすことができる給湯器のことです。お湯を沸かす際に発生する熱を再利用したり、空気中の熱を利用したりするなど、さまざまな技術を駆使してエネルギー効率を高めています。

代表的な高効率給湯器は「エコジョーズ」「エネファーム」「エコキュート」などです。

それぞれ仕組みや特徴が異なるため、家族の人数やライフスタイル、導入コストなどを考慮して最適なものを選びましょう。

HEMS

HEMS(ヘムス)とは、「Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の頭文字をとったもので、家庭で使われるエネルギーを管理し、最適化するためのシステムです。

HEMSは家庭のエネルギーを「見える化」し、エネルギーをムダなく使います。エコキュートなどの高効率給湯器や太陽光発電など、他の設備と組み合わせることで光熱費を削減できます。

環境省の資料によれば、HEMSやスマートメーター等を一般家庭に設置した場合、エネルギーコストが設置前より12%削減(※1)を期待できるとされています。たとえば、年間のエネルギーコストが約20万円の場合、2万4,000円を削減できる可能性があるといえるでしょう。

HEMS(※2)の導入には、一般的に初期費用として5〜30万円程度がかかりますが、長期的に住む場合は光熱費のランニングコストが下がるので導入する価値があります。

新築時にまとめて設置すれば工事費を抑えられたり、補助金を活用できたりするので、ぜひ導入を検討してみましょう。

※参考1:住宅における消費エネルギーの見える化(P3)|環境省

※参考2:HEMSサービスの調査結果の中間報告について(P12)|環境省

新築住宅の設備費用が予算オーバーした際の対策

ここでは、新築住宅の設備費用が予算オーバーした場合の対策について見ていきましょう。

  • グレードを下げる
  • 配置や機能を再検討する
  • 自分の暮らしに必要かどうか見直す

グレードを下げる

予算オーバーした場合は、新築住宅で検討中の設備機器をリストアップして、見直し可能なものから順に少しずつグレードを下げることが重要です。

たとえば、浴室乾燥機を暖房機能なしにする、床暖房をガス式から電気式に変更するなどしてコストダウンを図ります。

また、枕棚などDIYで対応できそうな部分はとりあえず外しておくなど工夫してみるのもよいでしょう。

配置や機能を再検討する

アイランドやペニンシュラのキッチンを選んでいるのであれば、配置を検討して壁付けのI型キッチンに変更し、コストダウンを図れます。

その他の設備機器も、機能的にオーバースペックになっていないかなど、リスト化しながら見直すことが重要です。

自分の暮らしに必要かどうかを見直す

新築住宅に検討している設備に関してある程度の見通しが立ったら、再度検討中の設備機器のチェックリストを見直して、本当に自分たちの暮らしに必要かを判断しましょう。

  • パントリーは本当に必要か
  • 床暖房は本当に必要か
  • 宅配ボックスは本当に必要か

上記のように、設備を削った想定で暮らしを思い浮かべて、設計しなくても問題ないと思える設備から外していきましょう。

新築住宅に取り入れたい設備の優先順位を付けよう

新築住宅に取り入れたい設備は多岐にわたり、それぞれに魅力的なメリットがあります。しかし、予算や設置スペースには限りがあるため、優先順位を付けて検討することが重要です。

新築時でなければ導入が難しい、または導入効果が非常に高い設備(例:高効率給湯器など)を優先して設置するのをおすすめします。

全ての設備を備えることは難しいため、それぞれのメリット・デメリット、そしてご自身の価値観と照らし合わせながら最適な選択をすることが、満足度の高い家づくりにつながります。

TATTA!では、建物の面積に合わせてワンプライスで災害に強く高気密・高断熱の暮らしを実現できる理想的な家をご提案いたします。

また、TATTA!ではこの記事でも紹介した以下の設備が標準仕様です。

暮らしを豊かにするさまざまな設備を標準仕様として採用しています。

「便利な設備で快適な暮らしをしたいけど、コスト面が心配な人は、ぜひ一度ご相談ください。

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