注文住宅で後悔した失敗例16選!リビングや玄関など場所別の事例を紹介

注文住宅で後悔した失敗例16選!リビングや玄関など場所別の事例を紹介

注文住宅を設計する際、理想を求めすぎて後悔してしまった人は少なくありません。

この記事では、注文住宅で後悔した失敗例16選を場所別に紹介します。また、後悔を未然に防ぐための実践的なアドバイスをまとめています。

注文住宅を考えている人や、すでにプランを進めている人は、後悔のない理想のマイホームづくりに向けて、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

● 注文住宅における場所ごとの失敗例

● 家づくりで後悔しないポイント

注文住宅のリビングで後悔した失敗例3選

ここでは、注文住宅のリビングで後悔した失敗例を紹介します。

  • 吹き抜けのあるリビングが寒かった
  • 2階リビングが暑かった
  • コンセントの位置や数に工夫が必要だった

詳しく解説していきます。

吹き抜けのあるリビングが寒かった

吹き抜けのリビングは開放感があり、全体も広く見えるメリットがある一方で、冷暖房が効かず後悔してしまったケースがあります。

吹き抜けを通して暖かい空気が上昇すると、リビングでは暖房が効かずに寒さを感じるでしょう。そのため、天井にシーリングファンなどを設置するなどの対策が必要です。

2階リビングが暑かった

2階にリビングを設けている場合、暖かい空気が上昇する性質や、ベランダの照り返しなどにより想像以上に暑くなります。

屋上の熱を断熱しきれないと暑さも増すため、2階リビングを設計して失敗したと後悔してしまうでしょう。

設計時に天井の断熱性を強化したり、風の抜け道を作ったりするなどの対策が必要です。

コンセントの位置や数に工夫が必要だった

年々、家庭に設置する家具や家電の種類が増えているため、コンセントの数や位置が足りないと後悔してしまう場合があります。

特に、リビングでは多くの電化製品を使うため、コンセントの数が足りず後悔してしまうケースが多いといえます。また、コンセントが欲しい場所に配置されていないと、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

家具や家電を設置する場所をイメージしてから、コンセントの数や位置を決めることが重要です。

注文住宅の玄関で後悔した失敗例3選

ここでは、注文住宅の玄関で後悔した事例3つを紹介します。

  • 照明スペースが遠くて不便だった
  • 玄関とお風呂場を近い位置にすればよかった
  • 収納が少なかった

順番に見ていきましょう。

照明スペースが遠くて不便だった

玄関の照明スイッチを玄関から遠いところに設置したために、不便さを感じてしまう事例があります。

夜間の帰宅時に玄関からスイッチの場所が遠いと、暗い中で玄関スイッチを探す必要があります。すぐに明るくできないため、玄関の暗さに対して不便さだけではなく怖さを感じる人もいるでしょう。

対策として、人感センサー付きの照明を設置すると、帰宅時には自動的に照明が点灯するようになります。玄関の照明の不便さや暗い中スイッチを探すことに対する恐怖感を抱いている場合は、センサー付き照明の設置を検討しましょう。

玄関とお風呂場を近い位置にすればよかった

玄関とお風呂場を、近い位置にすればよかったと後悔する人もいます。

帰宅時に外から持ってきたホコリや汚れが気になって、帰宅後すぐにお風呂に入りたい人が増えています。お風呂場が遠い位置にあると、汚れをリビングなどに持ち込んでしまいストレスを感じるおそれがあるため、玄関とお風呂場が近い距離にあったほうが便利です。

また、お風呂場が遠い場合、ペットの散歩から帰宅後に汚れを部屋に持ち込んでしまいます。

これらの対策として、玄関付近で一旦汚れを落とせるスペースの確保が効果的です。また、玄関近くにハンガーなどを設置しておき、上着を室内に持ち込まないとなどの対策を検討するとよいでしょう。

収納が少なかった

玄関先の収納が少なく、収納したいものを収納できないことで後悔している人も少なくありません。玄関先の収納には、靴だけではなくベビーカーや高齢者用の杖、ショッピングカートなどを置けると便利です。

しかし、玄関の収納が少なければ便利なものを置けず、失敗したと感じてしまいます。

対策として、空間全体を利用して収納を配置したり、下足箱を工夫して小物を置けるようにしたりするとよいでしょう。

注文住宅のトイレで後悔した失敗例2選

注文住宅のトイレ部分についても、いくつかの失敗例が挙げられます。

  • 汚れが目立たない色にすればよかった
  • 2階のトイレは必要なかった

詳しく解説していきます。

汚れが目立たない色にすればよかった

汚れが目立つトイレはストレスを感じてしまい、失敗してしまったと後悔するケースが多いといえます。

トイレは毎日使うため、どうしても汚れやすい場所です。トイレ自体の色合いによっては汚れが目立ちやすくなってしまいます。

また、目立たないからといってシックな色合いにすると、かえって暗いイメージになり、清潔感を感じにくくなってしまうでしょう。

対策として、床部分にクッションフロアを敷いて目立たない色合いに変えることや、照明などを工夫することが効果的です。

2階のトイレは必要なかった

2階にトイレを設置している注文住宅もよく見かけられます。しかし、実際は2階のトイレを使用せず掃除の手間だけがかかってしまい、失敗してしまったと感じるケースがあります。

使わないトイレならば撤去してしまい、資金に余裕があれば収納などに変えて有効活用することを検討しましょう。

注文住宅のお風呂場で後悔した失敗例2選

注文住宅では、お風呂場で後悔したケースもあります。

  • 掃除しやすい床にすればよかった
  • お風呂場にテレビはいらなかった

順番に見ていきましょう。

掃除しやすい床にすればよかった

デザイン性を重視し過ぎて掃除のことを考えておらず、掃除の手間がかかり後悔してしまうケースがあります。

特にお風呂場は湿気が多い場所であり、ぬめりや皮脂がつきやすい床を選んでしまうと、さらにカビが発生しやすくなってしまい、掃除が大変になるでしょう。

常に換気して湿気をなくしたり、浴室換気扇を常に動かしたりするなどの対策が必要です。

お風呂場にテレビはいらなかった

お風呂場にテレビを設置したものの、実際は使わなかったと後悔する人もいます。

お風呂場にテレビを配置している住まいもよく見かけられます。しかし、若い世代のテレビ離れなどにより、お風呂場にテレビを設置してもあまり観賞しないケースが多くあります。

お風呂場にテレビを設置するだけでも、多くのコストがかかっているため、設置しなければよかったと後悔してしまうおそれがあります。

お風呂場にテレビを設置することを検討する際は、家族としっかり話し合うとよいでしょう。

注文住宅のキッチンで後悔した失敗例2選

キッチンも、注文住宅で後悔するケースが多い場所です。

  • キッチンの実用性が低かった
  • キッチンの高さが合っていなかった

上記2点の失敗例を見ていきましょう。

キッチンの実用性が低かった

キッチンの実用性が低いと、後悔してしまう人がいます。

キッチンはそれ自体の大きさだけではなく、周辺の広さなども大きく影響します。通路が狭く、窮屈な状態で調理しなければならないことが毎日続くと、ストレスを感じてしまうでしょう。

また、調理場所に器具を置くと、調理するスペースが足りなくなることもあります。

キッチンを設置する際には、調理器具や家具など、配置する予定のものをあらかじめ決めておき、置く場所の目星をつけておきましょう。

キッチンの高さが合っていなかった

キッチンの高さが合わず、調理のしにくさを感じて失敗したケースも少なくありません。

キッチンは基本的に使用する頻度が高いので、高さが合わなければ大きなストレスを感じてしまいます。人によっては、腰痛などの要因にもなるでしょう。

設置前の対策として、身長の高さの半分プラス5cmをキッチンの高さの目安としましょう。キッチンの設置前にショールームなどで実際の使い心地や高さを確かめることも効果的です。

設置後は高さの変更が非常に困難なため、設置前に十分に調べておく必要があります。

注文住宅の収納で後悔した失敗例2選

注文住宅における収納スペースも、失敗したと感じてしまいがちな場所です。

  • よく使う場所の近くに収納スペースを作るべきだった
  • 屋根裏収納は不便であまり使わなかった

上記2点を解説していきます。

よく使う場所の近くに収納スペースを作るべきだった

収納面での失敗として、使う場所の近くに収納がなく、不便に感じた例が挙げられます。

リビングで使いたい物を玄関の収納まで取りに行かなければならない場合など、不便さから後悔してしまうケースがあります。

片付けがしやすい住まいの特徴として、使う場所の近くに収納があることが挙げられます。

大きな家電や、よく使う家電を置く場所などをリストにして、使う場所の近くに収納を配置することを検討しましょう。

屋根裏収納は不便であまり使わなかった

屋根裏収納を設置したものの、ハシゴの上り下りが不便で、屋根裏部屋の収納場所を結局利用しなかったために後悔してしまう人もいます。

また暑さの影響により、夏場は特に屋根裏部屋に行かず、収納としての役割を果たせない例もあるでしょう。

屋根裏部屋の収納は、暑さ対策が必要です。換気小窓などを設置して、通風で少しでも暑さを和らげる対策を取りましょう。

注文住宅の費用面で後悔した失敗例2選

最後に、費用面で後悔した失敗例を2つ紹介していきます。

  • 予算オーバーしてしまった
  • メンテナンス費用のことを考えていなかった

順番に見ていきましょう。

予算オーバーしてしまった

理想の住まいを追求し過ぎてしまい、大幅に予算オーバーしてしまう失敗例があります。

注文住宅は自分好みの仕様にできるため、注意しなければ高級な設備を過剰に設置してしまい、予算オーバーしてしまいがちです。

あらかじめ場所ごとの予算を決めて優先順位をつけておくことで、予算オーバーした分、優先順位の低い場所の予算を抑えることが可能です。

メンテナンス費用のことを考えていなかった

デザイン性と機能性の高い設備を設置しても、想像以上のメンテナンス費用がかかって失敗してしまうケースもあります。

注文住宅は、建てたあとも設備によっては定期的なメンテナンスが必要なケースもあります。建築費用だけではなく、ランニングコストまで考慮して設備などを選択することが重要です。

注文住宅の家づくりで後悔しないためのポイント

ここでは、注文住宅の家づくりで後悔しないポイントを4点解説していきます。

  • 理想の家のイメージを明確にしておく
  • 将来のライフプランを見据えた間取りや仕様にする
  • 自分に合ったハウスメーカーを選ぶ
  • 設計プランの打ち合わせを入念に行う

順番に見ていきましょう。

理想の家のイメージを明確にしておく

家を建てる前に、理想の家を明確にしておきましょう。

明確な家のイメージを持っていなければ、自分にとって最適なものを設置しようと考えます。その結果、予算が大幅にオーバーしてしまい、後悔してしまうこともあるでしょう。

理想の家をイメージする際は、譲れないポイントをあらかじめ決めておくことが大切です。譲れないポイントにはお金をかけて、予算はそのほかで調整するというやり方をすることで、理想の住まいに近づきます。

将来のライフプランを見据えた間取りや仕様にする

注文住宅で後悔しないためには、将来のライフプランを見越した仕様にしましょう。

例えば、子供が成長した場合、子供部屋を追加する必要があります。また、自分たちが年齢を重ねたときは、バリアフリー仕様があるとよいでしょう。

リフォームによる間取り改装も、将来のライフプランを見据えていなければ、改装時に不具合を生じる場合があります。現在のことだけではなく、将来を見越した家づくりをしましょう。

自分に合ったハウスメーカーを選ぶ

注文住宅を建てる際の、ハウスメーカー選びは非常に重要です。

ハウスメーカーはどこも同じではなく、得意としている施工方法や費用などが大きく異なります。また、仕入れる設備のメーカーなども多様です。

モデルルームなどを見学に行き、自分の理想に合った家づくりを提案してくれるハウスメーカーを選ぶことが重要となります。

設計プランの打ち合わせを入念に行う

注文住宅で家を建てる場合は、設計に力を入れなければなりません。ハウスメーカーと何回も打ち合わせを重ね、自分たちの理想の家づくりに反映してもらいましょう。

また、選んだハウスメーカーによって進捗度は大きく変わります。設計士との関係性を充分に深め、互いの連携をしっかりと取りましょう。

注文住宅の失敗例を押さえて後悔しない家づくりを

注文住宅は自由度が高い分、後悔してしまうケースも多いため、失敗例から学ばなければなりません。

注文住宅の建築で、非常に重要なのはハウスメーカー選びです。最適なアドバイスと、自分たちの理想をかなえてくれるハウスメーカーをしっかりと選びましょう。

TATTA!では、過去の建築事例から、住んだあとに失敗や後悔がない家づくりを提案しています。お客様に寄り添って相談を承りますので、ぜひ一度TATTA!へお問い合わせください。

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